第49話 相方
……いや。
ちょっと待て。
やったぜ!
いつの間にか相方、できてたな!?
こんなことある?
いや、あるんだろうけど、
俺の人生では「ない側」の出来事だと思ってた。
というか、
俺、告白されたんだよな。
告白。
こく、はく。
……文字にすると急に重いな。
でも事実だ。
相方になりませんか、って。
それ、ほぼ告白だろ。
初めてだ。
告白されたの。
めちゃくちゃ嬉しい。
素直に嬉しい。
いや、素直に喜んでいいのか?
……いいよな?
犯罪じゃないよな?
ここまで平気な顔して話してた俺、
今思うと意味がわからない。
内心ではもう、
爆発寸前だった。
爆発したい。
幸せエクスプロージョンや!
語彙が終わってる自覚はある。
でも他に表現が見つからない。
やばい。
ほんとにやばい。
アリスさんの前で
取り乱さなかった俺、天才じゃないか?
いや、天才というか、
単にフリーズしてただけかもしれない。
今ならわかる。
今なら、
自分の顔が真っ赤なのがわかる。
鏡なんて見てないのに、
確信がある。
耳、熱い。
たぶん。
いやもう、
これどう言えば伝わるんだ?
この、
なんとも言えない心地よさ。
胸の奥がじんわりしてて、
落ち着かないのに、
ずっとこのままでいたい感じ。
……勝利者側の気持ち、
ってやつか?
いや、勝利者は言い過ぎか。
俺、何かに勝った記憶ないし。
でも、
負けてはいない。
少なくとも今日は。
相方、だぞ。
相方。
言葉にすると、
ちょっと照れるな。
いや、かなり照れる。
ぶっちゃけ逃げるようにログアウトしてしまった...
もっとアリスさんと話せば...いや無理それは今日は無理!
でももう、
前と同じではない。
明日になれば、
また会える。
……会えるよな?
サーバー落ちたりしないよな?
メンテ延長とか、
このタイミングで来ないよな?
やめろ。
縁起でもない。
早く。
早く明日にならないかな。
アリスさんに会いたい。
相方、最高や!




