表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フレンド0から始めるMMO ―俺のMMO生活はまだ終わっていない―  作者: 御門


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/51

第48話 変人の選択

「私は、もうあなたのことが好きなんですよ!」


……え?


今、なんて言った。


好き?

誰が?

誰を?


言葉だけが先に来て、意味が追いつかない。


アリスさんが、俺を。


そう理解するまでに、少し間があった。


なんでだろう。

理由を探そうとして、すぐにやめた。


今までだって、ズレてるって言われてきた。

面白半分だったり、からかいだったり。

好意と一緒に出てきたことなんて、なかった。


だから――

多分、俺は慣れてない。


「……好き、にも色々ありますよね」


口に出してから、逃げだと気づく。


「相方になりたいんです」


相方。


その言葉だけは、知ってるはずなのに。

意味が一つに定まらない。


俺が思ってる相方と、

アリスさんの言う相方。


同じとは限らない気がして、

でも、聞くのが怖かった。


「アリスさん、その……相方って……」


「恋愛的な意味です!」


即答だった。


考える余地を、与えてもらえなかった。


逃げ道が、消えた感じがした。


「あの……俺、変人なんです」


自分でも、ずるい言い方だと思う。

断る準備を、相手にさせる言葉。


「知ってます。十分知ってます!」


否定されると思ってなかった。


「でも、理屈じゃないんです。

 もう、ほっとけなくて」


わからない。

本当に、わからない。


どうして、俺なのか。

どうして、今なのか。


でも。


「俺さんは、私のことをどう思ってますか?」


その質問だけは、はっきり聞こえた。


嫌じゃない。

一緒にいるのは、楽だった。

また遊びたいとも、思ってた。


それ以上を考えようとしたら、

時間が足りなかった。


「……アリスさんと、相方に、なりたいです」


言ってしまったあとで、

自分の声が少し震えてるのに気づいた。


「はい。

 今日から相方ですね」


嬉しそうな声。


俺は――

まだ、何一つ整理できていない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ