表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フレンド0から始めるMMO ―俺のMMO生活はまだ終わっていない―  作者: 御門


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/51

第27話 完全に無理寄りの無理

それは、その……

うん、まあフレンド作りでもあるけど、

実際は相方作り寄りの店だよな。


なるほど。

相方か……。


興味はある。

……いや、無いわけがない。


目を閉じて想像してみる。

女子プレイヤーとキャッキャウフフしながらクエスト。

雑談しつつ戦って、たまに失敗して笑って――


うん、最高だ!


……いや、最高すぎるだろ。


しかも、だ。

個別チャットをしてもいい、だと?


まさにパーフェクトルール。

こんな店が存在したとは……。

どうして今までPT募集掲示板、ちゃんと見てなかった……。


バカバカ、俺のバカ。


「だから俺君も、気になる人が居たら声かけてみて。

 皆、誰かと話すためにここに来てるからね」


「は、はい!」


よし。

マスターのお墨付きもある。


……あるけど。


とはいえ、まだ他に客はいない。

開店と同時に来たからな。

なんなら十分前から入口で待ってた。


くっ!

早く来すぎたか。


「マスター、こんばんは~」


来た!

……いや、落ち着け俺。

まだ声かけていいか分からんだろ。


がっつきすぎだ。


今いる客は、普通にマスターと雑談してる感じ。

そうだよな。

ここはBARだ。

休憩目的の人がいてもおかしくない。


……あ、また一人来た。

また一人。

また――いや、結構来るな!?


前に入ったカフェより普通に人が来る。

まだ開店して十分くらいだぞ?


え、ここ繁盛店なのか?


どうやら俺は、当たりの店を引いたらしい。


それにしても――

誰も表示なんて……


……してる!

分かりにくいけど、してる。


なるほど。

このある程度の暗さが、認識阻害になってるのか。


よし。

早速、個別チャットで声を――


かけられるわけがない!


無茶だろ、マスター!

さらっと言ってたけど!

これ完全に無理寄りの無理やん!

まて、落ち着け。


……いや、無理だわ。


え?

これ、逆に無言の圧じゃないか?


表示あるのに声かけないとか、

それはそれで失礼なんじゃ――


……いや、違う。


汗が出る。

こんな汗かくことある?


あ、また一人入って――

最初から表示出てる!


マジか。

しかも全員、女性。


どうなってんだ、この店。


いや、ハーレム万歳!

……違う。

状況だけ見ればそうだけど、全然違う。


誰一人、俺を気にしていない。


俺は、ちらっと時計を見た。


無言の圧とともに、

夜だけが、どんどん深まっていく。


俺だけを置いて。

※本作は最後まで公開予定です(物語の結末まで描ききります)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ