狐の確認事項
まだバトルは始まりません。次回からです。
「外れ者がいると噂の体育館です。ここで、稲村さんには外れ者を封印してもらいます」
澤巳先生はまたもにこやかにそう言った。封印そんなの分からん。
「封印は私がやるから大丈夫だよ。岬ちゃんは止めてくれればオッケー」
猫田がそう言う。
「猫田さんありがとうございます。」
私はお辞儀をしながら感謝した。
「いいってことよ。というか、奏でいいって言ったじゃん」
にこりと奏は微笑んだ。
「か、奏頑張ろう」
片言になってしまった。
「頑張ろうね」
奏はふふっと笑った。
「じゃあ、俺ら何してればいいの?」
木寅が少し不機嫌そうに言う。
「体育館の扉の近くで待機です。猫田さんがいるといえ人数は多ければ多いほどいい」
澤巳先生がそう言った。
「じゃあ、亮がいるなら私はいらないよな。本当は休暇だったんだし、車で寝ててもいいか?」
雪緒さんが気だるそうに言った。
「雪緒。それは…」
澤巳先生がお叱りモードに入りそうになった。
「じゃねー」
雪緒さんは駆け出して行った。そして、澤巳先生は珍しく微笑まずにため息をついた。
「さて、では入りましょう。体育館へ」
バトルシーンを楽しみにしていた方すみません。次回書きます。お楽しみに。感想お待ちしてます