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寅のドヤ顔と最強で無敵の呪文

今回は説明多めです。木寅についてが多いです。

「さて、着きましたよ」


澤巳先生がニコニコしながら言う。まだ分からない事が多いがどうにかなるのだろうか。ていうか呪文も特に教えられてないから『雪泥鴻爪』しか使えないし。そんなこと考えていると廃校に着いた。外れ者というより廃校って幽霊っぽいが。まあ昼だけど。すると木寅が話しかけてきた。


「なーに。岬ちゃんビビってんの?まあ大丈夫。俺の無敵の呪文があるからな」


上から目線イラつく。でも、たしかに私はまだ一つしか呪文を使えない。木寅でもありがたい。無敵というのは疑ってしまうが。


「腹立つのは分かるよ。けど、多分これから余計腹立つようになると思うよ。理由は相手が杏だから。本当に無敵で、逸材だから。ていうか杏。前髪結びなよ」


猫田がふわりと笑いかけてきた。


「奏は分かってんな!」


そんなことを言いながら木寅は前髪を雑にゴムで結んでいる。すると、いつもは、こちらからは前髪で目が見えないのだが、琥珀色の瞳が露になった。とにかく綺麗だ。たしかに顔立ちは整ってはいると思っていたが、金髪はボサボサだし、全然想像してなかった。


「俺の目綺麗だろ!視力10.0あるんだからな!」


木寅が自慢げに言う。視力10.0ってSFか⁉


「木寅さん。今日は稲村さんの初任務です。四面楚歌は使わないようにしてください」


澤巳先生がにこやかに言った


「四面楚歌ってなんですか?」


故事成語で習ったなという印象しかない。


「長くなりますが、まず最初に十二支と黒子の一族には三種の神器というものがあり、一人三つの呪文を持てます。体質や遺伝子等でも適正が決まるためかなり覚えられる範囲は狭いです。でも、例外もあります。簡易的な治癒系や稲村さんの使える雪泥鴻爪などは三種の神器の中に入りません。簡単な呪文なので。しかし、治癒の中でも高度なものは三種の神器に入るものもあります。三種の神器に入る呪文の中でも四面楚歌は最強であり、無敵と言い伝えらていました。どの十二支も黒子の一族も追い求めた強さの秘訣でした。そんな歴史の中で木寅さんは約500年ぶりに生まれた四面楚歌という呪文の使い手なんです」


澤巳先生はにこやかに丁寧に説明してくれた。木寅はフフンとドヤ顔をしている。要するに木寅はすごいやつらしい。

長々と書いてしまいすみません。次回からバトルシーンを書きたいと思います。暖かい目で見守ってください。よろしくお願いしますm(__)m

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