表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢を見上げて

作者: I.me
掲載日:2023/12/29



「あなた、まだ現実なんて見ているの?いい加減夢を見なさいよ」


分かっているよ、そんなこと。でも、やりたい事なんて見つからないし、皆みたいに僕には得意な事も無いんだもん。皆は良いよね、凄いよね。やりたい事がはっきりしていて、それに向かって行けるんだから。


「なんだお前、まだ現実なんて歩いてんのかよ」


「もう散々に言われているよ、うるさいな。僕だって出来る事はやってるさ。それに、向かいたい夢も無い。君は、夢へ飛び込む事が恐く無いのかい?」


「恐くないのかだって?恐いに決まってんだろ馬鹿。でも、そんなのは始めだけだ。今も不意に恐くなることはあるけれど、当たり前の事だから気にならなくなるよ。だって地に足が着かないんだぜ?恐いとかの話じゃないだろ」


やっぱり、恐いじゃないか。僕だって、知っているさ。道から外れる恐さだって。崖から飛び込む様な、海へ進んで行くような。あんなの、皆がみんな進めるわけじゃない。無理して進むなんて、死にに行くようなものじゃないか。


「あれ、君まだ現実……」


「もういいよ、良いじゃないか現実ばかり歩いていたって。向かいたい夢も無いし、恐いし、早死にしたくないんだよ!あんたは命が惜しくないのか!?」


「惜しくないよ、もう賭けちゃったし。それに、自分の命だけじゃ足りないから私は進むの。見て、書いて、歌って。私だけじゃ足りないから、君も書いてみない?」


「そんな簡単に出来るわけないじゃないか。」


「別に簡単だとは言ってないよ。でも誰でも夢は見るでしょう?」


僕はいいよ、出来ないよ。眠っている時に夢を見る事で十分さ。僕は恐くて夢を追えない。現実を生きて、君達の夢を歩いて見て楽しむよ。君達が見せてくれる夢だって、見てくれる人が居ないと詰まらないだろうから。僕はここから夢を見上げるよ。誰でも夢は見るけれど、誰でも夢へ駆けることは出来ない。現実にしか、生きられない奴も居るんだよ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 夢に挑戦ってちょっと怖いかも。 でも頑張れー。
2023/12/29 08:09 退会済み
管理
[良い点] 残念ながら、ひとは特別攻撃を敢行してこそひと。ひとに生きるひつようなどない。あというより、特別攻撃の敢行がすなわち生きること。やられたらやり返す。嗤われたら笑い返す。それ以外に人生の目的な…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ