表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染は負けヒロイン  作者: ステスタ
27/56

第二十六話

*  *放課後*  *

 「おい。誰だ?あの可愛い子」

 

 「あの制服って、中学生が何の用だ?」

 

 下駄箱で靴を履き替えていると、校門で何やら騒がしく人だかりが出来ていた。

 

 「(何やってんだろ)」


 少し気になるくらいで、そこまでの興味のなかった俺はチラッと横目で素通りする。

 

 「もしかして、彼氏待ってるの?暇だったら、俺たちとカラオケでも行かない?」

 

 ナンパしてる。

 高校生が中学生をナンパか。

 あまりよろしくないな。とは思いつつも、関わるつもりはなかった。

 

 「兄を待っていますので。・・・あ、おにぃ」

 

 ナンパされていたのは、まさかの妹、春だった。


 「は、春。どうして、ここに?」


 「おにぃと、一緒に帰りたいと思って・・・もしかして、駄目」

 

 可愛らしく首を傾げながら尋ねてくる春。それにいち早く反応したのはさっきまで春をナンパしていた奴らだった。

 

 「おい。お前」


 一人が俺の肩に腕をかけ言う。

 

 「妹が迎えに来てくれてるんだ。駄目なんか言うんじゃないぞ」

 

 いい人だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ