村の日常
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side メイ
ある晴れた日の朝、
メイは、ワクワクしながら目を覚ました。
明日は12歳の誕生日で職業鑑定の日だ!
俺は、体が弱いけどその分他の人より倍
は、努力して体を鍛えてきた!
そんなことを考えながら、ベットから体
を起こすと、ちょうど弟が俺を起こしに
来た。
「兄さ~ん!朝ですよ~!
起きてくださ~い!....ってあれ?
もう、起きてたの?」
「あぁ、職業鑑定が楽しみで早く目が覚
めてね、それと、おはよう」
「もう~、職業鑑定は明日なのに気が早
いよ~いつもそのぐらい早く起きてて
くれれば良いのに、うん、おはよう。
兄さん♪」
いつものように、弟に起こされる毎日だ
ったけど、今日は起こしてもらわずにす
んだな。
そしてベットから抜け出し、顔を洗って
朝御飯を食べる前に素振り1000回をやっ
て、ランニング4キロを走ってから、朝御
飯を食べる。
「いつも、思うけど兄さんあんまり無理
しないでね?兄さんは、体弱いんだか
らいつ倒れるか心配だよ....」
「大丈夫、大丈夫このぐらいじゃ全然問
題ない。それに、毎日やってんだから
大丈夫だよ。こんぐらい。」
心配そうにこちらを見てくるユウを無視
して、大丈夫、大丈夫といってごまかし
て朝御飯を食べ終えるとメイ達の家に、
幼馴染み達がやってきた。
「メイ!
今日こそは、絶対にあなたに勝つから!!
私負けず嫌いだから、勝つまでやるわ
よ!」
バンッ!と音を発てながら家に入ってき
た。今、「絶対にあなたに勝つから!」
と言っている美少女は、アリア・ユーリウス
=ブラックという、ブラック伯爵家の四女
で、幼馴染みの一人だ。
何で、俺たちみたいな平民に話してるか
っていうと親同士が仲が良く、小さな頃
からずっと一緒に育ってきたのだ。
そんなこんなで、何故か俺に対してライ
バル心を抱いているらしい。理由を聞い
てみたら、「メイが私が見てきた中で一
番強いから!他の人じゃ相手にならない
!」といって、「メイは、病弱なんだか
ら私が守らないと、いつ倒れるかわかっ
たもんじゃないからね!」と頬を赤く染
めながら言ってきた。
「アリア....
何回やったって結果は変わんないと思
うけど、てかなんでそんな勝負にこだ
わるんだよ?」
「だって!メイに勝てなかったら私がメ
イを守る意味ないじゃん!」
「アリア、落ち着いて?
その大声は近所迷惑だし、それにメイ
の体にも悪いよ」
「あ!ご、ごめんッ!って、ティア!
あんただって負けたままじゃ悔しいで
しょ!?何でそんなに落ち着いてるの
よ!」
「そんなの決まってるじゃない♪
私はメイさんに勝つより、メイさんを
支える方が好きなのよ♪」
と今アリアと話しているのが、
ティアラ・ハーバスというまたアリアと、
違う美少女で、この村の唯一の教会のシ
スター見習いでよく俺の回りの世話をや
いてくれる面倒見がいい幼馴染みの一人だ
「おいおい
朝から喧嘩すんなよな。アリア、ティア
それと、おはよう。メイ」
今二人を注意したのが、
グレン・ストワークというイケメンで
この村の村長の息子で俺の親友で
幼馴染みの一人だ
「あぁ、おはよう。グレン....ってあれ?
グレン今日は珍しく起きるが早いが
どうした?」
「そんなの決まってるだろ!
明日の職業鑑定が楽しみでワクワクして
よく眠れなかっただけだ!」
「グレンさんも兄さんと同じで、明日なの
に、職業鑑定がそんなに楽しみなんです
か?」
「そりゃー!人生が決まる日だからな!
楽しみに決まってんだろ!なぁ!メイ!」
「そうだな。グレンのいった通り人生が
決まる日だ!楽しみじゃないわけがない!
ユウは、楽しみじゃないのか?」
「いや、僕も楽しみではあるけど不安なん
だよね。明日で自分の人生が決まると思
うと、尚更ね。」
とユウが言うことを聴いた皆は、
「大丈夫だって。ユウは
俺みたいに病弱じゃないし、きっと
良い職業になるよ。」
「そうよ!そうよ!メイみたいに、
体が弱い訳じゃないんだし、大丈夫
よ!きっと!」
「そうですよ。ユウさんは、
いつも元気いっぱいなんですから
そう難しく考えなくても良いんです
よ?」
「そうだぞ!
ユウは、メイと比べて健康的なんだ
からもっと自分に自信持った方が
良いぞ!」
「....そうですよね。
僕は兄さんと比べて健康的なんですか
らもっと自分に自信持った方が良いで
すよね!皆さんありがとうございます。」
「........自分で言ってたからなんだ
けど、皆さん俺とユウを比較しすぎ
じゃね?」
「「「え?だって、ほんとのことだから」」」
........
「私は、メイさんとユウさんを比べて
いませんよ?」
....ティアの優しさに涙が出そうになった
「....まぁいいや、
それより、ミイルはどうしたんだ?」
「あ?ミイルは、いつもの通りで
寝てるよ。」
「ふふっ、ミイルは、いつも通りなんだな」
と苦笑しながらそんなことを話していると
、また扉が開いて一人の美少女が入ってきた。
「むぅ~おはよう。
皆朝、早い。」
とまだ眠たい目を擦りながら、
入ってきたのは、ミイル・グロッソ
という村で唯一「神威」を使える神威使い
の娘でグレンの恋人であり
幼馴染みの最後の一人だ
「あぁ、おはよう。
ミイルは、いつも通りで明日の
職業鑑定は、楽しみじゃないのか?」
と聴くと、
「別に、普通。
私は、グレンと一緒ならなんでも良い」
「そ、そうか。
さて皆揃ったことだし、教会に行くか」
メイとユウの家は、村で唯一の教会の近く
であった。そんなこんなで教会に行って
孤児院の子供達皆と遊ぶのが俺達の午前中
の日課になっていた。
そして孤児院に到着して、教会の中に入る
と孤児院の子供達が一斉に、こちらに飛び
掛かってきた。
「メイ兄ちゃん!ユウ兄ちゃん!
グレン兄ちゃん!遊んで~!!」
「アリアお姉ちゃん!ティアラお姉ちゃん!
ミイルお姉ちゃん!一緒におままごと
しよ~!!」
男の子達は、メイ達に
女の子達は、アリア達に
遊んでと頼んできた。
「おぉ!良いぞ!明日来れない分まで
いっぱい遊んでやるぞ!」
「えぇ、そうね!明日の分も
いっぱい遊びましょう!」
と言ってメイ達とアリア達は、午前中
でいっぱい遊びました。
そして、午後からは教会のシスターに
勉強を教えてもらい、気付けば、もう
暗くなっていました。
「ん?そろそろお開きにするか。
もう暗くなってきたし、帰るか」
「そうだね。兄さんのいう通りもう
暗いし終わりにしましょう。」
とメイとユウが皆に伝えると皆は
帰りの準備をしだしました。
そして教会を出て帰り道で
明日のことを皆で話をしました。
「明日のことを考えると眠れないな」
「そうだね。
今からでも凄くドキドキするよ」
「そうね。
もしかしたら、職業しだいで
皆とお別れってこともあるかもしれない
しね。」
「おい!やめろよ。
そう言うこというのは、当たっちまった
らどうすんだよ。」
「そう。
そう言うの良くない。
私とグレンが離れることは絶対ない
としても、皆と離れるのは悲しい。」
「そうよね。ごめんなさい。
なんか、明日で人生が決まってもし
皆と離ればなれになったらって思っ
たら、少し不安だったの」
「大丈夫ですよ。アリア
私たちは、全員小さな頃から腐れ縁
なんですから、そうそう離ればなれ
にはなりませんよ。」
「そうよね。ありがとう。
私たちが離ればなれなることなんて
ないわよね♪」
「そうだな。俺達皆で明日を
乗り切ろうぜ!!」
「だな。」
「そうだね。」
「そうよね。」
「そうよ。」
「そう。」
そして、皆で固い誓いを交わして
それぞれの家に帰りました。
そして、次の日
俺達の人生が決まる
始まりの日 物語が動き出す!
設定・現在
名前 メイ
年齢 12歳
見た目 身長150㎝の灰色の髪
ライトブルーの瞳
ボサボサの髪
名前 ユウ
年齢 12歳
見た目 身長145㎝の灰色の髪
ライトブルーの瞳
きちんとした髪(想像にお任せ)
名前 アリア・ユーリウス=ブラック
年齢 12歳
見た目 身長135㎝金色の髪
ライトグリーンの瞳
腰辺りまで長いポニーテイル
名前 ティアラ・ハーバス
年齢 12歳
見た目 身長140㎝の蒼色の髪
オレンジの瞳
胸辺りまでのセミロング
名前 グレン・ストワーク
年齢 12歳
見た目 身長155㎝の黒色の髪
茶色の瞳
メイと違ったボサボサの髪
名前 ミイル・グロッソ
年齢 12歳
見た目 身長130㎝の白色の髪
黄色の瞳
ショート
読んでいただきありがたいです