彼女との出会い
僕は今浪人生だ。
別に誰にも負けてはいないのに
負けてるようなこの感覚は
一年間消えることはないだろう。
高校時代、僕は青春という時を過ごしたことがなかった。勿論友達なんていない。
そんなこともあってだろう
街にうじゃうじゃいる高校生を見ると
どうしようもない殺意と
どうしようもない虚しさが
胸の奥から込み上げてくる。
「みんな死んじゃえばいいのに」
ついうっかり街の真ん中で小さく呟いてみる
けれど誰もその声に気づいたりはしない。
今度は意図的に大きな声で叫んでみる。
「てめぇらなんか死ねよカス共がよあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぱぷあにゅぅぎにああああああああああああああああああああんじゃめなああああああああああああああああああああああああヴぁあああああああああっ…うえっ…おえっ…」
なんだか犯罪者になった気分だった。
けれど清々しい思いをしたのは間違いない 。
街中の人々の視線が僕に注がれる。およそ300人はいるだろうか、僕の周りにいた人々が囲むように避けた。
張りつめた空気のなか、僕を含めた街中にいる人々はじっとりと嫌な汗をかいた
何分がたっただろうか
警察が向こうの方からやって来る。
とっさに逃げなきゃと思ったがもう遅かった
警察は僕を難なく取り押さえた。
「いやだぁぁぁぁああやめてよぉぉお;;たいほしないでぇえあああああああ」僕は必死に抵抗した。
その時だった。
僕の目の前に超絶美少女が降ってきた。
飛び降り自殺だろうか
超絶美少女の首は地面に押し付けられ自身の体重で首が折れていった。
その一秒の描写が僕には何十秒にも感じた。
綺麗だった
その折れた首からのびる美しい顔は僕の方を見て笑っていた
美少女の死体の目と僕の目が合う
なんか嬉しかった。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアア」
一人の女性が僕と死体のハッピータイムを邪魔するかのように悲鳴をあげた。
そのとたんに街中はパニックになった。
僕は思った。 (しめた!この隙に逃げ出そう!!!)
僕は一目散に呆然としている警察の手を振り払い
パニックの町中にとけこんで逃げた。
これが彼女(死体)と僕の出会いである。
素人だから糞っみたいなぶんしょうなんだす!
時間を無駄にした君はかわいそうだぽよ
時間をさいてくれてありがとうぽよよ