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負内無宗は負けませんっ!! ~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape


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5/10

気づいたらダンジョンに危険因子扱いされてました。

ダンジョン。普通の冒険者はどこまで攻略してるかわからないが、気づけば俺たちは、(すで)に75階層まで到達していた。


その際何度か伝導斬撃波(でんどうざんげきは)で大量のモンスターを瞬殺してしまったり、攻撃されたがるルナを守りながら戦ったりで結構疲れた。


なぜかルナが頑丈(がんじょう)なため、ダメージを受けていないようだ。これはタンクの才能があったのかもしれないな。


一方、ダンジョン最下層では不穏(ふおん)な空気が(ただよ)っていた。


「ダンジョン内での異常を確認。モンスターの大量瞬殺が立て続けに発生。対策として死神の生成に移行します」


ドクン……ドクン……


「この音はなんでしょうか……」

「鼓動?みたいな感じだな」


まぁ気にすることはないだろう。

俺はこの調子でダンジョン攻略を楽しむ。それが1番だ。


「死神の生成が完了しました。これより、危険因子を排除(はいじょ)します」


それは世界で初めて、ダンジョンが自らの意思で殺意を実体化した瞬間だった。


「ギャァァァァァァァァァァァッ!!」


「えっ何!?も……モンスターでしょうか」


ピクピクッ


俺のアホ毛が何かに反応した。


「なんかヤベェのがすごい勢いでこっちに来てるな」


その瞬間、ダンジョンの床を突き破って1体のモンスターが現れた。


!?


「ギャルァァァァァァァァァッ!!」


ムカデのような体に、長く鋭い腕と龍のような頭がついている。間違いなく異常個体だ。


モンスターはルナを睨みつけ、そのまま鋭い手を突き刺そうとした。


「……っ!?」


俺はルナを近くに引き寄せ、顔に刺さる寸前でモンスターの攻撃を素手で止めた。


その瞬間すさまじい衝撃波が生じる。


「今のはいくら頑丈なルナでも死んでたな」


ぎゅっと拳を握りしめ、ルナは小さく息を吐いた。


「あ……ありがとうございます」


そのままモンスターの手を弾き、デコピンの衝撃波で吹っ飛ばした。


「ザワノス。なんだあれは」

『鑑定結果……あれはダンジョン特殊個体、死神です』

「死神か……」


「ご主人様……誰と話してるんですか?」


つい口に出してしまっていたようだ。


「気にするな。ただのひとりごとだ」


「ギャルルルル……」


煙の中から死神が現れた。今ので死んでないのか。


「おい死神。お前の相手は俺だ」


「ア゛ァァァァァァァ……」


死神が一気に距離を詰め、鋭い手を振り下ろす。


バァァァァァァァァァァン!


衝撃でダンジョンが揺れる。


「なんて力だ……」


……と言ってみたが、実際痛みもダメージもないから強いかどうかもわかんないんだけどね。


「攻撃を……避けてない!?何してるんですかご主人様!!」


「いやぁ、どれだけ強いか確かめてみたくてさぁ」


ダンダンダンダンダンッ!!


「めちゃくちゃ殴られてますご主人様!!」


連続で衝撃波が生じるが俺は微動(びどう)だにしなかった。

今までのモンスターよりは(はる)かに強い。

こいつは、俺の攻撃にどれだけ耐えられるかな?


指を振るとその方向に死神が吹っ飛び、何度も壁や天井に(たた)きつけられる。

そのまま念力で奥の方まで吹っ飛ばす。


ドォォォォォォォォォンッ


「ヴゥゥゥゥゥ……」


起き上がった死神の前に瞬間移動して蹴りを浴びせる。


「……ッ!?」


ダァァァァァァァァァァァァァァンッ!!


死神は消滅した。


「悪いな。手加減したつもりだったんだが……まぁいいか。次はもっと俺を楽しませてくれないかなぁ」


「す……すごすぎる。あんなバケモノ相手に手加減して勝つなんて」

「まだ力の制御(せいぎょ)がイマイチなんだよな……」


ルナがモジモジして俺を見つめる。


「あの……」

「どうした?」

「さっきは守ってくれてありがとうございました。私……怖くて何もできなくて……」


ルナは暗い表情を浮かべていた。


「気にするな。それに守るのは当然だろ。ルナは俺の奴隷(どれい)であり、そして仲間なんだからな」


「……っ!!はいっ!!」


ルナに笑顔が戻った。


『報告でーす。ダンジョン特殊個体、死神の討伐により、ドロップアイテム、死神の結晶を獲得しました』


それからは死神以上のモンスターが現れず、案外簡単な攻略になってしまった。

そして俺たちは100階層まで到着した。


「今までで一番大きな扉ですね。ラスボスってやつでしょうか」

「どうだろうな」


扉を開くと、そこには黒く光る球体のようなものが浮いていた。


「危険因子、負内 無宗(まけないむそう)を確認。これより迷宮王、監視者(オブサーバー)が直接排除を実行します」


その言葉と共に、ダンジョンが俺を拒絶(きょぜつ)するように震えた。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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