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負内無宗は負けませんっ!! ~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape


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4/10

ダンジョンでボスを初めて倒した技は“デコピン”でした。

目の前には古い遺跡の入口のようなものがある。

……ダンジョンだ。


ザワノス、この世界のダンジョンはどういうものなんだ?


『はーい、説明しまーす。この世界のダンジョンは基本的に全て階層数が多く、今まで完全攻略されたダンジョンは一つもないです。その全貌(ぜんぼう)は未知であり、今もなお冒険者たちによって攻略が続けられています』


なるほどな。まだ攻略されてない……か。


「じゃあ行きましょう。ご主人様!」


相変わらずルナは目を輝かせている。なんか怖い。


「よし……行くぞ」


俺は入口に足を踏み入れた。そこにはよくあるダンジョンの風景が広がっていた。


「ついにきましたね。ご主人様」


やはりルナは笑顔だ。いったい何を考えているのだろう。

あ、心が読めないわけじゃないよ?余裕だし。俺は万能だからね。でもそれをしたら冒険がつまらなくなってしまうだろう。

だから基本的にこの能力を使うことはないのだ。




しばらく歩くとスライムが数匹現れた。


「ご主人様。敵です」


「よし。やるか」


1階層のモンスターはこんなものだろう。とりあえずこいつを倒して……


ズババババババァァァァッ!!


俺がスライムを斬ると同時に勝手に斬撃が発生し、視界にいるスライムを全滅させた。


『報告でーす。伝導斬撃波(でんどうざんげきは)が発動しました。それによって10階層までのモンスターが全滅しました~』


「……。だからなんでだよぉぉぉぉぉっ!!」


ボロボロボロ…


今の一撃に耐えられず剣が壊れてしまった。これは壊れない剣を用意しないとな。


ゴゴゴゴゴゴッ……


ダンジョンが震えている。いや、どちらかと言うと怒りに近いな。倒すのに時間がかかるであろう大量のモンスターを瞬殺してしまったからな。そりゃ怒るわ……




「ご……ご主人様?」


ルナがあきれた顔をしている。


「あーなんか10階層までのモンスター全部いなくなっちゃったみたい……」


「そんなことある!?」


俺たちは10階層へ向かって歩いていた。

まさかダンジョンに来てただ歩くだけになるとは。こんなのただのおさんぽと変わんないじゃんか!!

これでいいのか?ダンジョン攻略……




「ご主人様が異常なのはわかってましたが……ここまでだとは思いませんでした。さすがに(おどろ)きを隠せません」


「あはは……まぁ仕方ないってことで」


10階層へ到着した。わかっていたことだがモンスターはいない。


「そういえば倒したモンスターからはアイテムがドロップすると聞きますが……見当たりませんね。どういうことでしょうか」


「あ、それなら俺のスキル“自動回収(じどうかいしゅう)”で全部回収してアイテムボックスに入れといたよ」


「自動回収……アイテムボックス……脳の処理が追いつきません」

「まぁいちいち回収しなくていいから便利でいいじゃん」

「というかアイテムボックスはレアなスキルだった気が……」


ザワノス、そうなのか?


『その通りでーす無宗様!アイテムボックスはレアスキルで、ほとんど使用できる人がいません。そのため、代用品のアイテム袋を使うのが一般的でーす』


な……なるほど。


11階層への階段を探していると大きな扉があった。


「これはなんでしょうか」

「とりあえず入ってみるか」


扉を開くと暗く広い部屋に一斉に炎がともり明るくなる。


「なんか雰囲気ありますね」


部屋に入ると同時に扉が閉まり、閉じ込められてしまう。


「嘘!?扉が……」


俺は心配になって、ルナの方を見た。


「えへっ……これから何が起こるんでしょう……私はいったいどんな目に……えへへ」


なんか嬉しそうだった。なんでなん?


「よくある展開だな。来るぞ……ボスが」


部屋の真ん中の魔法陣が光り、1体の巨大モンスターが現れる。


『報告でーす。10階層ボス、ゴブリンキングが出現しました』


ゴブリンキングがこちらを睨む。


「覚悟はできてます。ご主人様。戦いましょう」

「おう。で、なんでお前は前衛の俺よりも前にいるんだ?」


「え……?」

「お前弓使いだよな!?」

「ち……違うんです。これは敵に近い方が矢が当たるという訳で……決して攻撃を受けてみたいとかそういう訳ではないですからね!?」


「近距離で弓撃ったら遠距離攻撃の意味ないやろがい!!」


やばいこのままじゃ……ルナがやられる!!

ゴブリンキングが拳を振り上げる。


「……っ!!」


バゴォンッ!!


ルナが殴り飛ばされ壁に打ちつけられる。


「ぐはっ」


やばいルナが……


「き……き……」

「ルナっ!大丈夫ーー」


「きも(ティー)~~~~~っ!!」


「……」


「すごく(いい)!じゃなくてなかなかやりますね……これがボスというやつですか」


俺は気づいた。Mやんけ……


「ご……ご主人様!?なんですかそのヤバいモノを見る目は」

「私ふつうですよ感出すのやめろ!」

「ご……誤解なんです!」


ルナは嬉しそうにニヤけていた。


「んな訳あるかぁっ!!」


これ以上ルナが攻撃されたらまずいと思い、急いでボスを討伐することにした。


瞬間移動(テレポート)


俺はルナを巻き込まないようにゴブリンキングの目と鼻の先に瞬間移動した。


「秘技、デコピン!!」


ドゴォォォォォォォォォンッ!!!


ゴブリンキングは跡形もなく爆散(ばくさん)し、ボス部屋には大きなヒビが入った。


ガタガタガタガタ……


ダンジョンが震えている。これは怒りではなく恐怖なのかもしれない……


迫り来る魔の手ーー無宗を相手に、ダンジョンは生き残ることができるのだろうか。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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