表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白粉の記憶  作者: キャロット艦長
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/41

エプロン姿の後ろから

ヒトミは自分のショルダーバッグから何かを取り出した。それは、ダークグレーのエプロンだった。


「どうしたんですか?それ。」


ヨシヒロは驚いた。


「ん?さっきショッピングモールに寄ったどしょ?その時に買ってきたの。似合う?」


「似合います。すごく。」


「本当~?(笑)」


ヒトミは嬉しそうだった。


「キッチン、借りるね。」


ヒトミはヨシヒロの返事も聞かずに、手際よくビニール袋からサツマイモを取り出してキッチンへと持っていった。蛇口のところで栓をひねろうとしたが、いったんその手を止めて、


「料理するんやね。意外。」


と言って振り向いた。キッチンの油汚れが気になったようだ。


「週末だけですけどね。」


ヨシヒロは答えた。


「包丁とかまな板とか、出していい?」


ヒトミは聞いた。自分でやる気まんまんだったが、一応確認といったところだ。


「あ、はい。てか、僕もやりますよ。」


ヨシヒロは慌てた。


「じゃあ、一緒にやろっか。」


ヨシヒロも自分のビニール袋からサツマイモを取り出した。キッチンの前に立つエプロン姿のヒトミを見て、後ろからそっと抱きつきたかった。だが、やめた。まだ、「お試し」なのだ。


その後、ヒトミは鼻歌を歌いながら調理して大学いもをつくり上げた。ヨシヒロも手伝ったが、ほとんどがヒトミの手によるものとなった。


2人でテーブルに座って、大学いもを頬張った。初めての共同作業は甘い味となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ