表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白粉の記憶  作者: キャロット艦長
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/41

久しぶりの声

「あっ、夜分にすみません。ヒトミ先生でしょうか?昔、◯◯小学校で、お世話になった、ヨシヒロです・・・。覚えておられますでしょうか?」


ヨシヒロは話し始めた。自分でも、何を言っているのかよくわからなかった。しかし、電話口の向こうから柔らかい声で返事が返ってきた。


「はい、覚えていますよ。」


嬉しさが込み上げてきた。


「あ、ありがとうございます。お久しぶりです。」


「お久しぶりです。」


「お元気ですか?」


「はい、元気ですよ。ヨシヒロくんは?」


「あ、僕も元気にやってます。」


「そう。よかったです。」


以前とは違い、やけに丁寧なやり取りだった。まあ、無理もない。小学校を卒業してから10年近くが経っていた。何度か言葉を交わしたことはあるが、本格的に喋る機会はなかった。


その後はお互いに近況を語り合った。ヨシヒロは公認会計士を目指して勉強中と言った。先生は公認会計士については知らなかったが、「がんばってね。」と言ってくれた。


先生は近くに住んでいるお母さんの具合がよくないと言っていた。色々世話をすることが増えて大変そうだった。


先生は以前に比べて元気がなかった。落ち着いているとも思った。だが、優しさというか、包み込むような感覚は変わらなかった。


「今日はお話できてよかったです。またね。」


そう言って先生は電話を切った。ヨシヒロは話ができてよかったと思った。でも、先生との繋がりは今後も続くのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ