94. エパタ! 場所:ティルス地方、デカポリス側のガリラヤ湖のほとり
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
それから、イェシュアはティルス地方を去り、シドンを経てデカポリス地方の真ん中を通って、またガリラヤ湖のほとりに来られた。そして、イェシュアは山に上ってそこに座られた。人々は、聾で[耳が聞こえず]舌のまわらぬ人を彼の所に連れて来て、手をのせて(治して)欲しいと願った。そこで、イェシュアはその人を群衆の中から連れ出して一人にし、その両耳に指を入れ、また、(指に)唾を付けてその舌に触られた。そして天を仰いで、溜息をつき、その人に「エパタ!」すなわち「開け!」と言われた。するとすぐ、耳が開き、舌のもつれが解けて、普通に物が言えるようになった。イェシュアは(群衆の所に戻り、)人々に誰にも言ってはならぬと指示したが、指示すればするほど、人々がますます言いふらした。そして、彼らは驚き果てて言った、「あの方のされたことは、何もかも良いことばかりだ!聾者[耳が聞こえない人]や啞者[口の利けない人]に、聞かせたり、物を言わせたりされるのだから。」それから、大勢の群衆が足なえ、不具者[体の曲がった者]、盲人、啞者、そのほか多くの者を連れてイェシュアの所に来て、足もとに置いたので、イェシュアは彼らを治された。群衆は啞者が物を言い、不具者が治り、足なえが歩き回り、盲人が目が見えるようになったのを見て驚き、イスラエルの天主をほめたたえた。




