86. お水浸らせ者ヨハネの死 場所:ガリラヤのティベリア
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ところで、(その頃)ヘロデ(王)の誕生祝いがあった。すると(妻ヘロデヤにとって)絶好の機会が来た。大官、将軍、ガリラヤの名士たちを招待して宴会を催した時、ヘロデヤの娘が入って来て舞を舞い、ヘロデと列座の人々とを喜ばせたのである。王が少女に言った、「欲しいものがあったら言ってみよ。褒美にやろう。」また、「願いとあらば、国の半分でもやろう」と誓った。そこで、少女は出て行って母に聞いた、「何を願いましょうか?」母は、「お水浸らせ者ヨハネの首を」と答えた。そして、少女は大急ぎですぐ王の前に出て、「お水浸らせ者ヨハネの首を盆に載せてすぐにくださいまし」と願った。王は非常に悲しんだが、客の前で立てた誓いの手前、拒みたくなかった。そこで、王はすぐヨハネの首を持って来るように命令して、首斬役を遣った。首斬役は行って牢でヨハネの首をはね、その首を盆に載せて持って来て少女に渡し、少女はそれを母に渡した。ヨハネの弟子たちはこれを聞くと、やって来て、亡き骸を引き取って墓に葬り、そしてイェシュアに報告した。




