78. 嵐 場所:ガリラヤ湖
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
さて、その日の夕方になると、イェシュアは自分の周りに(また)集まる群衆を見て、「湖の向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。彼らは(再び)群衆を解散して、イェシュアと一緒に舟に乗って漕ぎ出した。幾艘かほかの舟もついて行った。
渡ってゆくうちに、イェシュアは艫[舟の後部]の方で枕をして寝入ってしまわれた。すると突然、湖に激しい突風や嵐が吹き下ろし、波が舟に打ち込んできてかぶり、もう舟にいっぱいになりそうで危険になった。
弟子たちがイェシュアのそばに来て、「師匠、師匠、助けてください!わたしたちが溺れてもかまわないのですか?」と言って起した。イェシュアは目を覚まして、風と水の荒波を叱りつけ、湖に言われた、「黙れ、静まれ!」すると(立ちどころに)風が止んで、大凪になった。
イェシュアは彼らに言われた、「何でそんなに臆病なのか!あなたたちの信頼はどこにあるか?まったくないのか?」弟子たちは驚きすっかりおびえてしまって、「この方はいったいどんな人だろう?命令されると、風も湖もその言うことを聞くとは!」と互いに語り合った。




