53. 山の平地の教え 6: 二人の主人
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
(このように、何事も天の父上を相手にせよ。)この地上にあなたたちの宝を積むな。そこで虫が食い、さびがつき、また泥棒が忍び込んで盗む。(その代わりに、)虫が食うことも、さびがつくことも、泥棒が忍び込んで盗むこともない天に、宝を積め。(そうでないと、心が天に向かないであろう。)宝のある所に、あなたの心もあるのだから。
目は体の灯火である。だから、あなたの目が澄んでおれば[二心がなければ]、体全体が光り輝く。しかし、あなたの目が悪いと[二心があると]、体全体が闇である。だから(天に宝を積まないため、)もしあなたの内の光(である目、すなわち心)が闇であったら、その闇はどれほどであろう!(わたしたちの心は天か地かに引かれる。)誰も(同時に)二人の主人に兼ね仕えることはできない。こちらを憎んであちらを愛するか、こちらに親しんであちらを疎んじるか、どちらかである。あなたたちは天主と(この世の)富とに兼ね仕えることはできない。




