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50. 山の平地の教え 3: 律法の更なる要求

•凡例•


( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない


[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明


『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用

 わたしが(聖書の)律法や預言者を廃止(はいし)するために来たと思ってはならない。廃止するどころか、成就(じょうじゅ)する[満たす]ために来たのだ。アーメン[真実に]、わたしは言う、天地が()()せても、(そこに書かれている)すべてのことが成就される[満たされる]までは、律法から、その一点(いってん)一画(いっかく)といえども決して消え失せない。だから、これらの(おきて)の中で一番小さいものを一つでも破り、またそのように人に教える者は、天による統治で一番小さい者と呼ばれるであろう。反対に、これらを実践(じっせん)し、また(そのように人に)教える者は、天による統治で一番大きい者と呼ばれるであろう。わたしは言う、あなたたちの()が聖書学者やパリサイ人以上に立派でなければ、決して天による統治に加わることはない。(だから、わたしが言う(いまし)めは彼らよりも厳しい。) ──

 あなたたちは昔の人が(モーセから、『人を)殺してはならない』、殺す者は裁判(さいばん)(ばっ)せられる、と命じられたことを聞いたであろう。しかし、わたしはあなたたちに言う、(むやみに)仲間に対して怒りを抱く者は皆、裁判で罰せられる。仲間に「阿呆(あほう)」と言う者は、最高法院(さいこうほういん)に引き渡され、罰せられる。また、「畜生(ちくしょう)」と言う者は、火のゲヘナ[ヒノム谷の焼き場]に投げ込まれる。だから、あなたが祭壇(さいだん)(そな)え物を(ささ)げようとする場合、そこで仲間に(うら)まれていることを思い出したなら、供え物を祭壇の前に置き、まず行ってその仲間と仲直りをし、それから帰って来て供え物を捧げよ。 また告訴人(こくそにん)とは、一緒に(裁判所(さいばんしょ)へ)行く途中で、早く示談(じだん)にするがよい。そうでないと、告訴人は裁判官に、裁判官は下役にあなたを引き渡し、(ろう)に入れられるに違いない。アーメン、わたしは言う、最後の一コドラント[古代ローマの最小貨幣(かへい)]を返すまでは、決してそこから出ることはないであろう。

 あなたたちは(昔の人がモーセから、)『姦淫(かんいん)をしてはならない』と命じられたことを聞いたであろう。しかし、わたしはあなたたちに言う、情欲(じょうよく)を抱いて女を見る者は皆、(見ただけで)すでに心の中でその女を姦淫したのである。それで、もし右の目があなたをつまずかせる[誘惑する]なら、えぐり出して捨てよ。体の一部が無くなっても、全身がゲヘナ[ヒノム谷の焼き場]に投げ込まれない方が(とく)であるからだ。もしまた右の手があなたをつまずかせる[誘惑する]なら、切り取って捨てよ。手足が一本無くなっても、全身がゲヘナ[ヒノム谷の焼き場]へ行かない方が得であるからだ。

 また(あなたたちは昔の人がモーセから)、『妻を(はな)す者は離縁状(りえんじょう)を渡せ』と命じられた。しかし、わたしはあなたたちに言う、不品行(ふひんこう)以外の理由で妻を放す者は皆、その女に姦淫(かんいん)を犯させるのである。放された女と結婚する者も、姦淫を犯すのである。

 さらに、あなたたちは昔の人が(モーセから)、『(いつわ)りの(ちか)いをしてはならない』、また『(ちか)ったことはヤハウェ[天主]に対して()たせ』と命じられたことを聞いたであろう。しかし、わたしはあなたたちに言う、いっさい誓ってはならない。天主の御名はもちろん、天にかけても(誓ってはならない)。(天は)天主の御座(みくら)であるからだ。大地にかけても(誓ってはならない)。(大地は)天主の足台であるからだ。エルサレムにかけても(誓ってはならない)。(エルサレムは)大王(だいおう)(なる天主)の(みやこ)であるからだ。自分の(あたま)にかけても誓ってはならない。(頭は天主のもので、)あなたは髪の毛一本を、白くも黒くもできないのであるからだ。あなたたちはただはっきり『はい』とか、『いいえ』とだけ言え。これ以上は(あく)から出るものである。

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