46. 押し寄せて来る群衆 場所:ガリラヤ、ガリラヤ湖
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
イェシュアはそれと知って、弟子たちを連れて湖の方へ立ち退かれると、ガリラヤから来た大勢の人の群れがついて行った。また、彼のしておられることをことごとく聞いて、ユダヤ全土とエルサレムから、イドマヤや、ヨルダン川の向こう(のペレア)や、(遠く)ティルスとシドンの沿岸から(までも)、おびただしい民衆の群れも集まって来た。彼らは、イェシュアの語ることを聞き、また病気を治していただこうとしていた。(なぜなら、)力がイェシュアの内から出てきて、一人残らず治したからである。
そこでイェシュアは、群衆に押し潰されないよう、自分のために小舟を用意しておくようにと、弟子たちに言い付けられた。大勢の者を治されたので、病気に悩む者が皆、彼に触ろうとして、どっと押し寄せたのである。また穢れた霊どもはイェシュアを見ると、その前に倒れ伏して、「お前は天主の子だ!」と叫ぶのであった。しかしイェシュアは、穢れた霊どもにも、治された人々にも、自分のことを言いふらさないようにと、厳しく戒められた。
これは、預言者イザヤをもって言われた言葉が成就するためであった。──
『これがわたしの選んだ僕、
心に適ったわたしの最愛の者。
彼の上にわたしの霊を与えよう。
彼は異邦人に(真の)正義を告げる。
彼は争わず、叫ばず、
大通りにその声を聞く者もあるまい。
傷ついた葦を彼は折らず、
くすぶる灯心の火を吹き消すこともなく、
(真の)正義を勝利に導くまでは。
異邦人は彼に望みをかけるであろう。』




