45. 手なえの人 場所:ガリラヤ
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
イェシュアは、そこを去って、またほかの安息日に、会堂に入って教えられた。するとそこに一人の人がいて、右手がなえていた。聖書学者とパリサイ人たちが、イェシュアは安息日に治されるかどうかと、ひそかに様子をうかがっていた。訴え出る口実を見つけるためであった。
そして、彼らがイェシュアに尋ねて言った、「安息日に病気を治すことは差し支えないでしょうか?」イェシュアは彼らの考えていることを知って、手のなえた人に「立って、真ん中に出て来い」と言っておいて、彼らに答えられた、「尋ねるが、安息日には、善いことをするのと悪いことをするのと、命を救うのと滅ぼすのと、どちらが許されているか?あなたたちのうちには羊を一匹持っていて、もしそれが安息日に穴に落ち込めば、引っぱり上げてやらない者があるだろうか?人間は羊よりもどれだけ大切だか知れないか?だから、安息日に善いことをするのは許されている。」しかし、彼らは黙っていた。
すると、イェシュアは怒気を帯びた顔付きで彼らを見回し、その心の頑なさを深く悲しんで、その手のなえた人に言われた、「手を伸ばせ!」彼が手を伸ばすと治って、片方の手のように良くなった。(それを見た)彼らは狂わんばかりに怒って、イェシュアをどうしようかと話し合った。そして、パリサイ人たちは出て行って、すぐヘロデ党の者と、イェシュアを殺す相談を始めた。




