表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/150

3. ミリアムへの告知   場所:ガリラヤのナザレ

•凡例•


( )囲み ──訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない


[ ]囲み ──訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明


『 』囲み ──旧約聖書または会話の中の引用

 (エリサベツが身ごもってから)六か月目に(同じ)天使ガブリエルが、天主からガリラヤのナザレという町の一人の乙女に遣わされた。この乙女はダビデ(王)家の出であるヨセフという人と婚約の間柄で、名をミリアムといった。天使は乙女の所に来て言った、「喜びあれ、恵まれた人よ、主[天主]があなたとご一緒だ!」ミリアムはこの言葉にびっくりして、いったいこの挨拶は何事であろうと考え惑った。すると天使が言った、「ミリアムよ、恐れることはない。天主からお恵みをいただいたのだから。見よ、あなたは子を授かり、男の子が生まれる。その名をイェシュアとつけよ。その子は大いなる者となり、いと高きお方[天主]の子と呼ばれる。天主は先祖ダビデの王座を彼に与え、彼は永遠にヤコブの家の王となり、その統治は果てしなく続くであろう。」

 ミリアムが天使に言った、「まだ夫を知らぬわたしに、どうしてそんなことがありましょうか?」天使が答えた、「天の尊い霊[聖霊]があなたの上に臨み、いと高きお方[天主]の力があなたを覆い隠すであろう。それ故 (あなたから) 生まれるものは、聖であり、天主の子と呼ばれる。実はあなたの親類のエリザベツも、あの老年で、男の子を授かったのだ。石女[子供を生めない女]と言われていた女が、今月はもう六か月になっている。天主の語られた言葉に不可能なことは何一つないのだから。」

 ミリアムは言った、「御覧ください、わたしは主の召使い、お言葉どおりに成りますように!」すると天使はミリアムを離れ去った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ