37. 癩病に冒された人 場所:ガリラヤ
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
さて、イェシュアがある町におられた時、一人の全身癩病[当時の患者は不浄と見なされて社会から隔離、皮膚や体の外側の神経に異常が起きる感染症]にかかった人がそこにいた。彼はイェシュアを見ると、頭を地にすりつけ、「ご主人よ、あなたのお心さえあれば、わたしを清めることができます!」と言ってしきりに願った。
イェシュアは(その哀れな姿を見て悪魔に対する)怒りに燃え、手を伸ばしてその人に触り、「(もちろん)よろしい、清まれ!」と言われると、たちまち癩病が消え失せて、その人は清まった。
イェシュアはいきり立ち、すぐその人を立ち去らせて言われた、「誰にも何も言わないように注意せよ。ただ全快したことを世間に証明するため、(エルサレムの宮に)行って体を祭司に見せ、清めに関するモーセが命じた供え物を捧げよ。」
ところが、その人は出てゆくと、(すぐに宮には行かず、)しきりにこの出来事を言いふらし、触れ回った。それでイェシュアの評判はますます広まってゆき、四方から大勢の群衆が(彼の教えを)聞くために、また病気を治していただこうと集まって来るのであった。イェシュアはもはや公然と町に入ることができず、(町の)外の人のいない所に引っ込んで、祈っておられた。




