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34. 悪鬼につかれた人   場所:カペルナウム

•凡例•


( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない


[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明


『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用

 そして、彼らは(湖畔(こはん)の町)カペルナウムに入って来た。イェシュアはさっそく(次の)安息日(あんそくび)[週の第七の日つまり土曜日]に会堂に入り、教えられた。人々はその教えに驚き当惑(とうわく)してしまった。なぜなら、イェシュアは聖書学者のようでなく、権能(けんのう)ある者として教えられたからである。

 その時、その会堂に(けが)れた霊につかれた一人の人がいたが、たちまち大声をあげて叫んで言った、「ナザレのイェシュアよ、放っておいてくれ!俺たちを(ほろ)ぼしに来たのか?お前が誰だか、俺にはわかっている。天主の聖者[救世主(メシヤ)]だ!」イェシュアは「(だま)れ、その人から出てゆけ!」と言って叱りつけられた。すると悪鬼(あっき)はその人を皆の真ん中に投げ倒して、大声をあげて出て行った。彼は何の怪我(けが)()わなかった。

 皆が(おどろ)いて互いに言い合った、「これはいったい何事だろう?」「権威(けんい)と力のある新しい教えだ!」「この人が命令すると、(けが)れた霊までその言うことを聞くのだ!」こうして、イェシュアの評判が、たちまち(カペルナウムから)全ガリラヤの(いた)る所に広まった。

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