33. 漁師を弟子にする 場所:ガリラヤ湖、カペルナウム付近
•凡例•
( )囲み ── 訳者または編集者によるより理解しやすくするための補助、本文と一緒に読んでかまわない
[ ]囲み ── 訳者または編集者による語句の定義をより明確にする説明
『 』囲み ── 旧約聖書または会話の中の引用
(ある日、)群衆が押しかけて来て天主の言葉を聞いていた時のこと、イェシュアはガリラヤ湖のほとりに立っておられて、湖の岸にある二艘の小舟と漁師であったシモン(・ペテロ)とシモンの兄弟のアンデレとを見かけられた。彼らは舟から下りて網を洗っていた。そこでイェシュアは、そのうちの一艘、シモンの舟に乗り込み、彼に頼んで陸から少し漕ぎ出させた。そして、イェシュアは座って、舟の中から群衆を教えられた。
話が済むと、イェシュアはシモンに言われた、「沖に漕ぎ出し、漁のためあなたの網をおろせ。」シモンが答えた、「師よ、わたしたちは(昨夜)一晩中働きましたが、何も捕れませんでした。しかし、あなたのお言葉ですから、網をおろしてみます。」そして、そのとおりにすると、おびただしい魚の群れが入って来て網が裂けかかった。そこで、彼らはもう一艘の舟にいる仲間に合図をして、加勢に来てもらった。彼らが来て、二艘の舟いっぱい(魚を)積んだので、両方の舟とも沈みそうになった。
シモン・ペテロはこれを見て、イェシュアの足もとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから離れてください!わたしは罪深い[的外れだらけの]男なんですから!」彼も一緒にいた者も皆、捕れた魚(の多いの)に、ひどくびっくりしてしまったのである。(もう一艘の舟にいる)シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブとヨハネも同様であった。すると、イェシュアがシモンに言われた、「恐れることはない。今から後、あなたは人間(の心)を漁る(漁師となる)のだ。」そして、彼ら[シモン・ペテロとアンデレ]は舟を陸に引き上げ、何もかも捨ててイェシュアに従った。
イェシュアはそこから少し進んで行くと、(もう一艘の舟に乗った)ゼベダイの子ヤコブとその兄弟のヨハネとが、父ゼベダイと一緒に舟の中で網を繕っているのを見て、お呼びになった。彼らもすぐ舟と父とを残して、イェシュアの後について行った。




