表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影魔法使いの冒険者  作者: 日没です
2章 水の国境都市の新人冒険者
25/163

24話 孤児に厳しい世界

そうして街に戻るがやっぱり許して貰えないのか二人から肩を組まれて『猫宿』に強制連行された。


『猫宿』に着くといつもと違い遅かったからか店の中は大賑わいだった。給仕の子達も大忙しで料理や酒を持って慌ただしく動き回っている。


「今日は何か忙しそうですね」

「ああ、そういや今日は『光』だったな。もうちょっと遅かったらヤバかった。お~い姉ちゃん!ビール3つ!」


店に入る前に話していたが今日は師匠が奢ってくれるらしい。ビールが届いて3人で乾杯するとさっき師匠が口にした『光』とやらが気になっていたので聞いてみる。


「師匠、さっき言ってた『光』って何ですか?」

「ああ?お前『属性日』も知らねえのか?ほんとお前の田舎どんなとこだよ?」

「いや、あの、隣の国のすげえ田舎です。余所者は見た事ないですね」


地球に異世界人が来た事なんかないから嘘はついてないな。取り合えず俺を召喚したから、火の国が俺の田舎があった国という設定でいこう。下手に知らない国だと答えるとどこかでボロがでるかもしれないし。


「隣ってどっちだ?火、闇、光どれだ?」


ん?って事は北に行けば『水都』があってそこから更に北に行けば闇の国に繋がってんのかな?


「あっちっす」


あの国は名前を口に出すのを嫌なのでギースさんの質問には火の国がある方向を指差して答える。


「火の国か!今他のメンバーが出稼ぎ行ってるけど、俺とガフは行った事ないな」

「まあまあ、あんな国の事なんてどうでもいいですから『属性日』について教えて下さいよ。」


あの国の話題はしたくないので結構強引に話題を変える。


「『属性日』ってのは属性の火、水、風、土に光、闇、それから影を足した属性を1セットとして1日1属性として1週したらまた火から始まるって奴だ」


何か日本の曜日みたいな奴かな?


「そんで今日は『光』の属性日だ、明日は『闇』だから普通の店は結構休みになるぞ。更に次の日の『影』の属性日この日は不吉な日と言われているから更に多くの店が休みになるな。だから休み前の『光』と『闇』の日は街で働いている奴らも飲みに出てくるんだよ。」


へえ~「プレミアムフライデー」みたいな奴か?そういや俺も休み前はノブと明け方までゲームしてたりしたなあ。


「だから今日と明日はよっぽどじゃねえと『猫宿』の子達は全員出勤になってる。それでも女は早い者順だからな。目当ての子がいなかったら事が終わるのを待つか、別の子にするかだ。まあエレナならそんな心配ないだろうけどよ」


しばらく3人で話しながら酒や食事をしていたが、ようやく店も落ち着いてきたのか忙しそうに動き回っていたエレナがこちらにやってきた。


「はあ~、だからハマるなって言ったわよね。今日はどういうつもり?さすがにまた金貨1枚稼いだとか言わないわよね?・・・ってギン?どうしたの?」


俺の顔を見ると心配そうにエレナが聞いてくるが、そんなに俺の顔おかしいのだろうか。自分では普通にしているんだけど。


「よう、エレナ。今日のギンはポーション使ったから赤字だ!今日連れてきたのはエレナに頼みがあってよ。もうガキの件は知ってるだろ?その事ギンが気にし過ぎてな、慰めてやってくれ」


師匠がエレナに事情を話すと、察してくれたのか納得した表情になる。


「分かったわ。私もギンにお礼が言いたかったし。でももう少し、鐘1つもかからないと思うけど待ってて。店の事済ましてくるから」


そう言って立ち去ると店の子に色々指示を出してテキパキ動いている。


「師匠。すみません。やっぱり俺今日はそんな気分になれないですよ。このまま一人で上行って寝ます」


エレナと少し話してもやっぱりそう言う気分にはなれそうにないので、師匠に断ってから席を立とうとするとギースさんから襟首を掴まれて座らされる。俺の力では当然振りほどけない。


「待て待て。何勝手な事言ってんだよ。今日は俺が奢るって言ったじゃねえか?素直に奢られてろ。後、エレナを抱かなくてもいいけど話はしてこい。でもそれは部屋に入って二人きりになった時に伝えろよ。こんな所で「抱かない」って言えばお前頭おかしな奴だと思われるし、エレナも恥かくからな」


ギースさんが押さえつけて師匠が俺に詰め寄ってる光景はさすがにヤバくねえ?知らない人が見たら何か勘違いするんじゃ。ってもうされてる!何かごつい奴等が店に入ってきた!エレナは頭を抑えながら、そいつらに何か説明するとごつい奴等は店から出て行った。


「二人とも!分かりましたから落ち着いて下さい。もうアホな事言いませんから!」


横からエレナの熱い視線を感じるが敢えて気付いていない振りをしながら二人を宥める。すぐにギースさんは俺を離してくれて、師匠は席に戻った。



「そう言えば今日は何で蝙蝠だったんですか?まだゴブリンと角兎の1回目の依頼終わってませんよ?」


ずっと師匠の指示に従って全く疑問に思わなかったけど、まだ1周目なのに2周目の蝙蝠集めに行ったのおかしいよな。


「角兎はどうとでもなるが、ゴブリン、ラチナの実、スライムは見つけようと思っても普通は見つからねえから他の依頼をこなしながら進めていって最後に回すんだ。で、今日蝙蝠に行った理由は、蛙と同じでいるポイントが決まっているからだよ。近場の洞窟が封鎖されたんだ、蝙蝠集める為に新人は今日の洞窟に来るしかないだろ?お前はソロだから30匹でいいが、複数人の新人が来てみろ、4人なら120匹狩らねえといけねえんだぞ、狩り尽くすって事は無いだろうが、数は減るから探しにくくなるだろ。だからそうなる前に先に済ませたんだよ」


理由を聞けば納得だ。って事は俺の先輩の嫌な4人組だと全部120集めないといけないのか、そりゃあ大変だ。俺も師匠に任せっぱなしはいい加減マズいかもしれない。



「今日は二人とも誰を誘うんですか?またエレナ任せですか?」


二人を更に安心させる為にも少しゲスい話題を口にしてみるが、こんな感じでいいのかな?


「ああ、適当な顔見知りでも捕まえておススメの子を聞いて決めるってのが俺とガフのいつものパターンだからな。というより俺らの顔だと初めての子は先輩から勧められないとOK貰えないからな」


悲しい事をさも楽しそうに話すギースさんはすごいと思う。


「あと、俺らは冒険者だからよ、いずれこの街を離れる事もあるだろうし。気に入った子がいなけりゃあんまり未練も残んねえからな。って言っても未練タラタラで店から引き抜いてパーティに入れた馬鹿がいるけどな」


最初、師匠って格好いい事言うなあって聞いてた俺の感動返してくれ。師匠のカッコいい話に落ちを付けたそんな馬鹿は誰だよ。


「その馬鹿は今、引き抜いた相手と出稼ぎ中だ。全くあん時は大変だった」


ああ、今はいないパーティメンバーの確か『ケイン』さんって人の事かな?二人のパーティメンバーの話を聞いてると引継ぎの終わったエレナがやってくるなり、怒り出した。


「まったく忙しいのに余計な手間かけさせないで!今日は冒険者以外の客も多いからあんた達の関係知らない人もいるのよ」

「ガハハハッ。悪い、エレナ。まあ終わった事だ、それより今日、俺らはどうすりゃいい?」


絶対悪いと思ってない態度で謝る師匠を睨みつけるエレナ。さっきの事を怒ってるかと思ったけど違うみたいで、


「ガフ、最近店の子からのあんたの評判いいんだけど?さっきも色んな子からおススメしといてって言われたんだけどどういう事?なんでギースの評判変わってなくてあんただけ良くなってるのかしら?」


エレナが詰め寄るが表情を変える事なく酒を飲んでいつものご機嫌な顔をしている師匠。


「ガハハハッ。秘密だよ。秘密!知りたかったら今日はエレナどうだ?「嫌よ」ガハハハッ。振られちまったぜ」

「まあ、ガフは今日スーティンがすっごく話がしたいって言ってたからあの子にすれば?あんた達が来てからスーティン誘いを全部断ってるぐらいだから」


言われてスーティンをチラリと見ると今日は忙しすぎて俺達と絡んでいないが、今も給仕をしながらもメッチャ俺と師匠に視線を投げてくる。何で俺も?


「ギン!あんたの事もスーティンがベタ褒めしてたけど何したの?」

「何って?ナニだけど」


バシン!


「あら、ごめんなさい。蚊がいたわ」


いてえええええ。オッサンみたいな事言った俺が悪いけど普通客を叩くか?


「じゃあ、今日はガフはスーティンね。ギースはクーアでいい?クーア昨日嫌な客に当たったみたいで、少し落ち込んでるから慰めてあげて」


俺を叩いた事を微塵も気にもしてない様子でさっさと各自の相手を決めるエレナ。これがパーティならエレナがリーダー確定だな。


「じゃあ、ギン行きましょ」


師匠達が階段に上がって行ってる間も女の子に指示を出しているエレナだったが、すぐに終わったのか俺に抱き着いてきて階段を上がって行く。この間と同じようにエレナの腰に手を回してドキドキはしているが、やっぱりそういう気分にはなれなかった。


「おい!エレナが階段上がってるぞ」、「相手は誰だ?若いな?最近この街にきた奴か」、「あいつは『最長』だ、聞いた事あるだろ」、「あいつが『最長の童貞』・・・なんでエレナが」、「あいつ童貞をエレナに捧げたらしいぞ」、「え?エレナって童貞好き?」


おいいいい!何か今可笑しな事言った奴がいたぞ。渾名の『最長』は許せるが『童貞』つけるのはやめてくれ!俺はもう童貞じゃねえ。






部屋に入りベッドに腰かける。なんか疲れた。特に最後、誰だよ変な渾名つけた奴。少し気は紛れるが、落ち着いてくるとやっぱりあの子の事が頭に浮かんでしまう。


「さあ、ギンお風呂に行きましょ」


色々準備の終わったエレナが服を脱ごうとするが手を抑えて止める。ここまで来てもやっぱりそういう気分にならないから、少しお金が勿体ないけど正直に言う事にしよう。


「エレナ、悪いけど今日はそう言う気分じゃないんだ。師匠に無理やり連れてこられただけだから、良ければもう仕事に戻ってもいいし、時間までこの部屋で寝てても暇潰してくれててもいいから」


俺の言葉にエレナは呆れたのか困ったのか微妙な表情をする。と、いきなり俺を抱きしめてきた。


「ちょ、エレナ?どうした?」

「ギン。クロの事ありがと」


戸惑っている俺にエレナがお礼を言ってくるが、そこに一昨日から忘れられない名前が入っていたので思わず固まる


「・・・な・・・何で・・エレナが・・・その事」

「こういう仕事してれば色々耳に入ってくるわ。それと私もあの子達と同じであそこの孤児院出身なの。孤児院だとみんな家族だからね、孤児院を卒業したって言っても私から見ればあの子達は私の大切な弟妹よ。だからギン、ありがと」


エレナは少し俺の頭を強く抱きしめてくる。エレナがお礼を言ってくる理由は分かったが、別に俺がお礼を言われる事はしていない。


「ギン、あなたは良くやってくれた。だからもうクロの事は気にしないで」


エレナからも言って欲しくない言葉を掛けられた瞬間、頭に血が昇って、抱き付いてるエレナを引き剝がそうとしたが、押してもエレナが離れてくれないので、そのまま文句を言う。


「だから、何でエレナも師匠もギースさんも俺に「よくやった」っていうんだよ!何で誰も俺を責めてくれないんだ!「お前が急いでいれば」、「間に合っていれば」何で誰もそう言って責めないんだよ!くそ!」


また涙が出てくる、エレナの前で格好悪いけど我慢できない。せめて誰かが責めてくれたら「俺のせいじゃねえ」とか言い訳して現実から逃げれたかもしれないが、誰も俺を責めてくれないので、ずっと自分で自分を責める事しかできない。


「フフフ。そっかギンはそう言われて逃げたかったのね。でも残念。多分大抵の人は私達と同じようにギンを褒めるわよ。責める人なんて誰もいないと思うわ」

「何でそんな事が言い切れるんだ?」


疑問をぶつけるとエレナは俺の頭に回した腕を離してベッドにポスッと腰かけて話始めた。


「私ね妹がいたのよ。血は繋がってなかったけど、私の一つ下で孤児院で私の事を『お姉ちゃん』って呼んで慕ってくれてたわ。だけどある日みんなで薬草採取しに行ったら帰ってこなかった。孤児院のみんなで探したけど見つかったのは私があげた髪を縛る紐だけ。あの時は悲しかったな」


エレナが何を俺に言いたいのか分からない。自分だけが悲しい経験をしてる訳じゃないとでも言いたいんだろうか?


「貴族様の通行を妨げたって事で切り捨てられた子もいた、冒険者達から蹴り殺された子も、路地裏でボロボロになって死んでた子もいたわ。その度に衛兵や冒険者、近くの大人に助けを求めたけど、誰も助けてくれた事はなかったわ。だって孤児だからね、助けてもお金にならないのはみんな分かっているから。だからギンもあの時別に無視して逃げても誰からも文句は言われなかった、むしろそれが普通よ。だけどギンは助けに行ってくれた。クロの遺体まで持って帰ってきてくれた。責める訳ないじゃない」


自分が思っている以上にこの世界は孤児に厳しいらしい。


「こんな所で働いている店の子達は少なからずギンと同じ様な経験はしているわ、冒険者も同じね。だからギンもいつまでも引きずってちゃ駄目よ。」

「って事は師匠達も?」

「あの二人は更にすごい経験しているわ。お客だから私からはこれ以上は言えないけどね。興味があれば聞いてみれば?多分笑いながら教えてくれるわよ」


そう言ってケラケラ笑うエレナを見ていると少し気持ちが晴れてきた気がした。





◇◇◇

「はあ~」


ベッドに横になり溜め息を吐くなり頬に痛みが走る。隣で寝ているエレナが俺の頬をつねったからだ。


「ちょっと!人を抱いて、終わったら溜め息吐くって失礼じゃない?」

「いや、エレナにじゃなくて自分にちょっとな。そういう気分じゃないとか言っときながら結局エレナとしている俺ってどうなの?って思ってな」


そうなのだ。あの後少し気持ちは晴れたが、まだそういう気分になれなかったのにエレナとしてしまった。


「フフフ、そうよねえ、一緒にお風呂入って体洗ったらすぐ元気になったもんね」


意地悪そうに笑うエレナに何も反論できねえ。でも実際その通りなんだよな。あの後、体を洗うのが店のルールと頑なに俺を洗おうとするエレナに負けて、一緒に風呂に入ったら心は気分じゃないのに体は元気に反応するんだもん。あとは百戦錬磨のエレナに敵うはずもなく今に至る。おかけで気持ちも体もかなりスッキリした。


「で?どうするの?時間あるし、少し休んだらまた始める?」

「いや、今日はもう大丈夫だ」


エレナが誘惑してくるが、今日はもうかなりスッキリした気分なのでその誘いを断る。


「若いのに大丈夫?股間に『治癒』が必要ってギンの歳だとまだ早いわよ」


誘いを断ると、エレナがよく分からない事を言い出した。


「何で『治癒』?それするとどうなんだ?」

「都市伝説よ。貴重な回復魔法が使える高貴な神官様がこういう店にやってきて股間に『治癒』したらすぐに復活したってね」


へえ~。こっちの世界でもそういう都市伝説みたいな話があるんだ。内容は下らなさすぎるけど、回復魔法使える奴って貴重なのか、召喚された奴等に何人か使える奴いたけどな。その辺少し話が聞きたいな。あと喉乾いたから無性に酒も飲みたい。


「エレナ、少し飲みながら話さないか?もしかして飲むのはルール違反?だったらやめとくけど」


カバンからワインを取り出しながらエレナに聞いてみるが、特に問題ないみたいだ。だけどグラスがないな、と思ったらエレナがベッド脇に置いてある鈴を鳴らすとすぐに扉が開いて、俺より年下の女の子が部屋に入ってくる。・・・俺まだ裸・・・慌てて布団に入り込もうとすると布団にいるエレナから拒絶される。何でだ?


「ギンはそのまま堂々としてなさい。この子もいずれ客を取るようになるから、その時までに慣れておく必要があるの」


だからと言って俺のをってのは勘弁して欲しいんだけど。女の子は俺をチラリと見ると顔を真っ赤にするが、


「な、何でしょう」


若干声が上擦っているが、俺をなるべく見ないようにしてエレナに用件を尋ねる。


「グラスを2つと栓抜き持って来て。あと軽く摘まめる料理もお願い」


エレナから指示を受けるとすぐに部屋から出ていった。さすがに裸で酒を飲むと風邪をひきそうなので女の子が戻って来るまでに服を着た。


頼んでいたものが届くとエレナが手慣れた様子でワインを開けてグラスに注いでくれる。二人で乾杯してから俺が飲んだ事を確認してからエレナは口をつける。


変な物は入っていないけど警戒してんのかなあ。まあまだ2回目の客だしな、信用されてる方がおかしいか。


ワインを一口飲んだエレナは驚いた顔になり目を見開く。


「おいしい、何これ・・・・ギン、さっきの子にも少しこのお酒飲ませてあげてもいいかしら」


よっぽど美味しかったのか、しばらくグラスを持って固まるエレナ。で、俺の返事を待たずにまた鈴を鳴らして女の子を呼ぶ。


「何でしょう?」


鈴が鳴るとすぐに扉が開いたのでどこか近くで待機していたのであろう、さっきの女の子が部屋に入ってきた。エレナは自分のグラスのワインをグイッと飲み干すと少しだけワインを注ぎ女の子に差し出した。


「えっと。姐さん。まだ仕事中なので」


女の子はエレナから差し出されたグラスを手に取れないで困っている様子だが、エレナに何か考えがあるのだと思い、俺は口を挟まない。


「いいから飲みなさい。これはかなり良いお酒よ。多分そう簡単に口にする機会はないだろうけど、こういうお酒を飲んだ事があるってのはあんたの良い経験になるわ」


エレナに強くそう言われて渋々グラスを受け取り女の子がワインを口にすると、


「お、おいし。」


女の子も一口飲むと思わず声を出す。俺にとってはようやく飲めるようになっただけのお酒だが、他の人は美味しく感じるって事は俺はまだまだお酒に慣れていないようだ。だけど俺より年下の子がお酒に慣れているってのもいいのかな?まあ異世界ならいいのか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ