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影魔法使いの冒険者  作者: 日没です
5章 風の国境都市のDランク冒険者
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96話 城からの呼び出し

「よお、見ない顔だな?新人か?」


 街の中央にある冒険者ギルドで飯を食っていると、見た事ない奴が話しかけてきた。グラニカとかドアールぐらいの規模なら見た事ない奴がいたら俺でも分かるが、風都ぐらいでかい街でよく俺を見た事ないとか分かるなとか感心しながら自己紹介をする。


「グラニカから今日着いたばっかりの、ギンだ。宜しくな」

「マフリーだ。・・・しかしグラニカのギンか・・・聞いた事あるような・・・」

「別にありふれた名前だから気のせいだろ。あっ!ビール二つ!」


 街に入る時みたいに、あんまり騒がれたくないので詳しくは名乗らず、給仕の子にビールを頼む。


「おっ、催促したみたいで悪いな。プハーうめえ」


 こいつ絶対タダ酒飲む気だっただろ、まあそのためだけに都の冒険者の顔を覚える執念は流石と感心してしまうが。


「それでこの街着いたばっかりだからよく分かってねえんだよ。風都の暗黙ルールとおススメの宿教えてくれねえか?」

「おう、それぐらいならお安い御用だ」


 そうしてマフリーからおススメの宿と風都の暗黙ルールを教えてもらった。ここでもやっぱり商業ギルドが強いらしく冒険者が商業ギルドに行くと、傭兵達から絡まれるから気を付けろと言われた。


 酒を飲み終わったマフリーはすぐに俺から離れてまた別の奴に話しかけている。ああやってタダ酒を飲んでいるんだろう。さて、俺もそろそろおススメの宿に行くかと思った所で『念話』で呼び出しを受けた。


(ああ、ギンジ、今どこ)

(まだ津村君の屋敷にいるの?)


 レイとヒトミから同時に『念話』とは珍しいけど、そもそも二人とも一緒にいるはずだよな?


(今は冒険者ギルドで晩飯食べてるぞ、どうした?)

(じゃあ、今からそっち行くから待ってて)

(へ?今日は水谷の所に泊まるんじゃないのか?)

(その辺の説明はギルドに着いたらちゃんとするよ、唯、今日はアユムちゃんの家には泊まらないから)


・・・『念話』が切れた。・・・何か二人とも怒ってなかったか?何があったんだろ。・・・いや、それよりもここで話すると目立つな。皆が来たらすぐに宿に向かって家で話を聞こう。




「そう、それで何回説明してもアユムが納得してくれないのよ!」

「ギンジ君を悪いって決めつけちゃって話がずっと平行線だったんだよ!」


 ギルドに来たレイとヒトミは思った通り怒っていた。ガルラとフィナは疲れた顔をしていたので、すぐに宿に移動して『自室』に戻ると、ガルラとフィナは疲れたとか言ってそのまま家に帰っていったが、レイとヒトミが事情を説明してくれた。

 簡単に言えば水谷は俺がレイとヒトミ二人と付き合ってるのはおかしいから、目を覚ませって事らしい。あんまり関係ない奴に俺達の関係に口を挟んで欲しくないとは思いつつも、レイとヒトミを心配している気持ちも分からなくもない。で、結局最後は水谷が俺の悪口を言ったらしくて二人は怒って屋敷を出て来たらしい。


 取り合えず二人を宥めつつ暗くなったらガルラを誘って囚われていた獣人二人を解放しにいった。その後も不機嫌な二人の機嫌を直す為に酒を飲ませて、宥めてから寝た。


 翌朝、いつもの時間に目を覚ますと、軽く頭が痛い。多分二日酔いだ。左右で寝ている二人の顔を見ると、二人とも眉間に皺が寄っているので、二人も二日酔いだろうと思い、俺は二度寝した。次に目が覚めた時、隣にヒトミは寝ていたが、レイは既に朝食の準備を始めていて布団にはいなかった。


「あ、おはよう。今日は多分みんな二日酔いだと思ったから、お茶漬けにしたわよ。出汁巻き卵は無理そうだったら残してもいいから。ああ、ガルラとフィナの朝食はフィナの在庫から出してもらったから、今日は補充に行かないとね」


 俺もレイに挨拶を返してから席に座る。フィナとガルラには悪い事したな。俺の在庫のジェネラル肉でもフィナにあげて許して貰おう。そんな事を考えながらいつもよりゆっくり朝食をレイと二人で食べる。 二人は昨日水谷の所に泊まると思っていたので、今日は休みにすると決めていた。だから今日はヒトミは起こさず好きなだけ寝かせるつもりだったが、珍しく早く起きてきた。そしてヒトミの朝食が終わり、色々準備が終わった所で、みんなの今日の予定を話合う。


「お兄ちゃん、今日は朝から扉の外で誰かが待ってるよ」


 『探索』で気付いていたんだろうフィナが教えてくれるので俺もマップに注目する。


 部屋の前に一人見張りがいるな。赤じゃないから敵ではないけど、さっきから誰かが見張りに接触してはどこかに行ってるのが気になるな。


「何だろう?複数人で見張ってるみたいだな?心当たりは・・・ってノブか水谷だろうな。水谷だったらレイとヒトミはどうする?」

「まあ、行くよ。アユムも少し頭が冷えただろうし」

「私ももう一回ちゃんと説明するよ。ようやく会えたのにこのまま喧嘩別れは嫌だしね」


 って事は俺もついていかないと駄目だろうな。色々言われてムカつくだろうけど、レイとヒトミの為に我慢するか。


「ガルラとフィナはどうする?二人には俺がついてくから護衛は大丈夫だと思うけど」

「それなら遠慮させてもらっていいか?あの女よく吠えるから耳と頭が痛くなってくる」

「私もお兄ちゃんを悪く言う人とは出来れば会いたくない。それにあの人煩い」


 獣人二人の中では水谷の評価がかなり低いな、ホントに昨日あの場にいなくて良かった。そんな事を思いながら3人で『自室』から外に出る。ガルラは今日は趣味の解体をし、フィナは読書するらしい。外に出た事で物音がしたのか扉が壊れるんじゃないかってぐらい強く叩かれる。


「おい!!『カークスの底』!!部屋にいるんだろ!!早く出てこい!!」


 扉の向こうから大声で呼ばれるからすごい近所迷惑だ。もしかして朝からずっとこんなでかい音で呼んでたのか。他の部屋の迷惑も考えろよとか思いながら扉を開けると、外には思った通り衛兵が立っていた。


「ようやく起きたか。あれだけやっても起きないってどんだけ熟睡してたんだ。まあいい、陛下より城に来るように命令が下った、大人しく我々についてこい」

「・・・陛下?は?陛下ってこの国の王様って事か?何で?」


 ノブか水谷だと思っていたら、いきなりこの国のトップに呼び出されたので驚くなというのは無理だろう。


「我々が知る訳ないだろう。我々はお前達を連れてくるように命令されただけだ。・・・それにしても第2騎士団の我々に平民の冒険者なんかを迎えに行かせるとは、何を考えているのか」


 う~ん。相変わらず貴族はムカつくなあ。このままバックレてやろうかとも思うが、国王に呼ばれた事は気になるな。今は我慢して、これ以上ムカつく事があれば、水谷と話をしてからこのままグラニカに帰ろう。



「ほら、ここで待ってろ。準備が整えば呼びに来る」


 そうして城の一室まで案内された後は部屋に俺達以外誰もいなくなった。





「まだかな?」

「待たせすぎじゃない?」


 城に来てから2時間以上は経過したが、一向に呼ばれる気配はない。外には見張りがいるのでまだ呼ばれないのか聞いてみたら、部屋で待ってろとしか返ってこなかった。


「腹減ったな。取り合えず昼飯食べに一回帰ろうか」


 そう言って3人で家に帰り昼飯を食べる。一応マップでも呼びに来ないか見ているが、今の所誰も部屋に入ってこないのでまだ、呼ばれていないだろう。しかし呼び出しておいて昼飯も用意してくれないのか。





(おい、銀!今どこだ?城に来てるんだろう?陛下がお待ちだぞ!)


 夕方、3人で風呂に入っていたら『念話』でノブから呼び出しを受けた。


(今風呂入ってる)

(・・・・お前何やってんの?)


 これは理由があるので仕方がない。こっちでは呼び出しておいて鐘1つ以上待たせるのは相手に喧嘩を売っているのと同じことだそうだ。身分が上の人から呼び出された場合はもう少し待たされても我慢するみたいだけど、流石に鐘3つも待たされれば帰っても文句は言えないそうだ。俺達は8時間も待たされたからもういいだろうって事で風呂に入っていた。


(とにかく急げ!あんまりお待たせするな)


そう言うと『念話』は切れた。


「なんか今更だけど用意できたらしいぞ。ノブから『念話』が来た」

「え~。今お風呂だよ。いきなり言われても困るな~」

「まあ、少し急ぎましょう。私達大分待たされたからすこしぐらいなら待たせても大丈夫でしょ」


 レイの言う通り、9の鐘には城にいて、さっき17時だったので8時間は待たされていた事になる。それなら少しぐらい待たせても大丈夫だろう。




「き、貴様ら!どこにいた!早くしろ!既に陛下もお待ちしているぞ!」


 俺達が風呂から上がって部屋から出ると、俺たちに気付いた見張りが凄い剣幕で怒鳴られた。そうして急かされながらもでかい扉の前に案内される。恐らく謁見の間って所だろう。その謁見の間には部屋の中には兵士が一杯いた。壁際にピシッと整列した騎士達は恐らくこの国の第1騎士団だろう。

 そして部屋の一番奥の高い場所には見た感じ王様っておっさんと王妃様と思われるすごい美女が豪華なイスに座っていた。隣にはこれまた豪華な格好をしたオッサンが立っている。多分宰相とか大臣とかって奴だろう。

 その反対には立派な鎧を着た人が立っている。フルフェイスの兜を被っていて顔は見えないが、立ち位置から近衛兵とか騎士団長とかって人だろう。

 で、その一段下の椅子に座っているのが我らがクラスメイト達だ。ノブは疲れた顔をしているから、今日は忙しかったんだろうか。原田と水谷は見た感じイライラしているのが分かる。外山は良く分からん。


 そして3人で部屋の中央まで進んだ所で、


「銀、そこで止まってくれ。それにしても遅かったな」


 ノブから指示があったので、部屋の真ん中で立ち止まる。


「だから風呂入ってたって言っただろ?いきなり呼ばれても無理だって」

「なっ!!」


 俺の返事に王様が驚きの声を上げて周囲もざわつく。風呂ぐらい貴族は入るって聞いてたんだけど、平民が入ってたのが珍しいのかな。


「土屋!あんた来るのが遅い!どれだけ待たせるのよ!呼ばれたらさっさと来なさい!陛下もここにいる人たちも忙しいのよ!」

「そうじゃ、平民風情が我々だけでなく陛下までお待たせするとは無礼であろう。まずは頭を下げろ」


 水谷と多分大臣だか宰相も俺に文句を言ってくる。・・・うん、言い方がムカつくな。ノブは頭を抱えてるから俺が怒った事が分かったんだろ。ただグラニカで領主と衛兵煽った件で、彼女二人から怒られたから我慢する。


「こっちは朝から呼び出されて今まで待ってたんだけど?」

「だから、あんたと違ってこっちは忙しいのよ。少しぐらい我慢して待ちなさいよ」

「お前等がどれだけ待っていたかはどうでもいい。陛下をお待たせしたと言う事が問題なのだ。早く頭を下げろ」


 こいつらマジでムカつくな。やっぱり貴族は関わらない方がいいな。


「なら、まずそっちから頭を下げろ。そしたら考えてやる」

「なっ!!き、貴様!何と無礼な!平民がそんな態度、許されると思うな」


 当然だけど、オッサンも水谷も頭を下げる様子は無さそうだ。


「・・・なんか感じ悪くない?」

「そうね。貴族ってこんな感じなのかな?」


 後ろからレイとヒトミのヒソヒソ話が聞こえる。俺はもうこいつらの話を聞く気はなくなっているので、二人に『念話』で指示を出す。


「帰る」


 そう言って目の前に扉を出す。


「馬鹿!待て銀!」


 ノブが何か言ってくるが無視して3人で家に入る。家に入るとマップでは兵士が慌てた様子で俺達が立っていた場所をウロウロしている。


「いやあ、貴族ってあんな偉そうなの?ちょっと引くんだけど。アユムもあんな言い方するなんて、やっぱり変わっちゃったのかな」

「そうだね。こっちは朝から呼び出されて待たされてたのに、あの態度はねえ」


 2人がさっきの事で話をしている中、俺はノブと『念話』で話をしている。


(おい、銀!戻ってこいって!今なら俺が何とかフォローするから!)

(嫌だよ、大体なんだあいつらのあの態度?こっちは朝から待ってたんだぞ)

(だから悪かったって・・・はあ、取り合えず俺がフォローしとくから明日には機嫌直して出てきてくれよ)

(それならノブの顔を立てて明日もう一回だけ9の鐘に出てきて会ってやるよ。その代わり次待たせたり、ムカつく態度できたら、俺達はこの国から出ていく)


 それだけ話してノブとの『念話』を切り、夕飯をみんなで食べながら明日の打ち合わせをする。


「明日ノブの顔を立ててもう一度会ってやろうと思う。ただ、待たせたり、偉そうな態度で向こうが来たら、俺達はこの国を出ていくにする」

「まあ、いいんじゃない?」

「そうだね。私もクラスメイトが無事保護されてるって、分かったからもういいかな。」


 まあ、この国から出るって言っても戦争が始まれば俺は戻るけどな。金子達を殺すチャンスを逃がす訳ない。


「我々は主殿に従うだけだ。できればまだ行った事のない街に仲間が捕まってないか確認はしたいが」


 ガルラとの約束も守らないといけないので、まだ行った事のない街を巡ってから国を出るって事に決めた。



 翌日、獣人が城に入る事はあまりよろしくないらしく、今日もガルラとフィナはお休みだ。今日は手荒い歓迎を受ける可能性もあるので、昨日と違い完全装備で謁見の間に出ると、昨日と同じ配置で既に全員が揃っていた。


「つ、土屋・・・クッ・・・昨日はこっちが待たせたのにあの態度・・・・クッ・・・悪かったわ」

「こ、こちらも・・・す、少し言いすぎた・・・ゆ・・・許してくれ」


 部屋から出て、ノブに軽く手を挙げて挨拶を済ますと、すぐに水谷と宰相がすごい不服そうに謝ってきた。水谷なんて俺を睨みつけてるし、宰相は顔を真っ赤にして額に青筋浮かべてるぞ。腹芸が下手くそな奴等だ。


「で?わざわざ俺達を城まで呼び出して何の用だ?」


 滅茶苦茶不満そうではあるが、一応謝ってくれたのでノブの顔を立てて昨日の事は許してやる事にして、本当の用件を尋ねる。


「その前に確認よ!土屋、あんた瞳と怜と付き合ってるってホントなの?」


 水谷のその質問は一昨日レイとヒトミが何回も説明したって聞いてるんだけど、何で改めて俺に聞くんだ?


「ああ、そうだけど、何か駄目か?」


別に嘘をつく必要もないので正直に答える。


「駄目に決まってるでしょ!おかしいでしょ!何で二人同時なのよ!」

「日本だとそうだろうけど、異世界だから別にいいだろ。それにこれは俺達3人の問題だから関係ない奴が口を出してくるな」

「関係あるわよ。私は二人の友達よ!友達が騙されてるなら助けないといけないでしょ!」


 こいつ五月蠅いな。ガルラとフィナが疲れて帰ってくるはずだ。しかも騙すって何だ?


「騙すって何だ?別に騙してないし、この関係は3人とも納得してるぞ」

「私が納得出来ないのよ!二人同時に付き合ってるっておかしいでしょ!」


 レイとヒトミと付き合うのにこいつの許可いらねえだろ。振り返って二人の顔を見ると、やれやれって疲れた顔をしている。


「それならノブや原田はどうなんだ?ノブなんて姉妹じゃねえか。原田も何人も子供がいるって聞いてるぞ」

「二人はいいのよ。相手はこっちの人だし。考え方が日本と違うってのは理解しているから、ただ怜と瞳は駄目よ!」


・・・・面倒くせえ。こいつを説得するのは時間の無駄だな。ノブの野郎・・・俺が困ってるの見て笑ってやがる。殴りてえ。


「はあ~、もういいや、別にお前の納得なんていらねえから、俺達はこのまま関係を続けていくさ」

「なっ!怜も瞳もそれでいいの?」


「それでいいって昨日から言ってるじゃない」

「そうそう、それに3人でするのも楽しいよ」




・・・・・・・おい、ヒトミさん。


 いきなり爆弾を投下してきたヒトミを振り向くが、本人は至って普通の顔をしている。多分自分が何言ったか理解してないな。


「つ・・土屋あああ!!!!あんた!!!二人に何してんのよ!!!!さ、さ、さ、3人でって」


 聞こえた水谷が顔を真っ赤にして大声で叫び出す。こいつの声高いから頭が痛くなってくる。


「ああ、そうか昨日も普通に3人でしたからなあ・・・普通はおかしいのか・・ムグ」


・・・ヒトミもう黙って。


 これ以上は恥ずかしいのでヒトミの口を影で拘束する。影はヒトミの服の中を通って口を押えているので、多分バレないだろう。一方レイは顔を真っ赤にして俯いている。恥ずかしそうにしているが、最初に仕掛けてくるのは大抵レイで、しかも自分が満足するまで「治癒」使うから最近は聖女じゃなくて性女の間違いだったんじゃとか考えてる。


「アハハハハ!腹痛い!!アハハハハ!」


 今のやり取りを聞いてノブは腹を抱えて笑っている。よし!後でノブの野郎は思い知らせてやろう。




「アユム殿、もういいかな。その話の続きはこちらで受けよう」

「そ、そうですね。宰相様、お願いします」


 いきなり話に割って入ってきたのは、宰相だ。口元がニヤニヤしているから嫌な予感がする。


 そうして胸元から何やら紙を取り出して、その紙に書いてある内容を全員に聞こえる声で読み上げる。


「まずは『撲殺』のレイ、そなたはまず子爵家の養女とした後、ヤスヒコ殿の3番目の妻とする。次に『切り裂き』のヒトミ、そなたも子爵家の養女とした後、ヤスヒコ殿の4番目の妻とする。そして『カークスの底』のガルラは第3騎士団所属の奴隷とする」


・・・・・・


「「「はあ?」」」


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[一言] 100話おめでとうございます。 ツボにはまりました。 読み返しをしてます。 楽しい時間をありがとうございます。
[一言] 100話達成おめでとうございます
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