~流星剣の煌めき~
プロローグ
「やっと見つけたね...」
「そうだな」
私たちは3年もの歳月をかけてやっと見つけ出した。
このちに眠る『流星剣』を。
エピソード.1海嶺界ユルンゲル
この世界は、かつてゼウス神とティアマト神の戦いによって1つだった世界が8つの世界に別れてしまった。
そして、この世界が8つの世界の1つ海嶺界ユルンゲルだ。
この世界は7割が海でできており、人口の6割をハーフフィッシュが占めている。
その人口4割の中に人族の「フレイヤ・クレイス」という14歳の少女がいる。
この少女は幼い頃から剣術を習っており、この世界で10本の指に入るほどの剣の達人で、剣の大会でも上位入賞等の好成績を残すほどだった。何故なら、彼女にはやらなければいけないことがあった...
時は遡ること10年、彼女の家での出来事だ。
「お父さん、お母さんおやすみなさい」
「おやすみ」
「おやすみフレイヤ。良い夢を見るのよ」
「はーい」
そう言いフレイヤはベッドに入り、眠りに落ちた。
そして、その夜フレイヤは夢を見た。
『フレイヤよ、この8つの世界にある8本の流星剣を探し出し、元の1つの世界に戻すのだ』
その夢でフレイヤは誰のものかも分からない声を聞き、フレイヤはそれを信用してしまった。
時は戻って現在。
「それじゃ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
「体には気を着けるんだぞ」
「うん」
そう言うと、フレイヤは流星剣を探し出すため、旅の一歩を踏み出したのだ。