俺は、、、
今日俺は死んだ。
キィィィィ
トラックが突っ込んできた。周りには下校中の小学生がいた。俺は小学生を押しのけ死亡した。
目が覚めたら見たことのない天井。
「あぁ、俺死んだんだな」
瞬時に理解した。なぜかというと周りは羽の生えた小さな妖精だらけでまるで天国を体現したような世界だった。
不意に後ろから視線を感じて振り向いてみるとそこには俗に言うエルフの少女が一人立っていた。
「起きたんですね!よかった!私のことわかりますか??」
第一声だった。わかるはずもない、初めて会ったのだ
から。
「いえ、そのー はい??」
やばい、ここでコミ障の弊害が出てしまっている。
「あ、そうですか。えっとすみません」
エルフの少女は涙を流していた。
俺にはその理由がわからなかった。
「すみません急に泣いてしまって。あなたは神斬 斬鉄魔王を倒した勇者です!!
そして私はミーナ エル クロエ みんなは私のことをエルルと呼んでいます」
意味がわからなかった。この子はなにを言っているんだと思った。俺が勇者??俺が魔王を倒した??
そしてなんだそのめちゃくちゃ切れ味が良さそうな名前は。聞きたいことは山ほどあったし、流石に何かの冗談だと思った。だがエルフの少女の目ははっきりと俺を見つめていてとても嘘をついているとは思えなかった。
「あのー少しいいかな?それ誰かと勘違いしてない?俺の名前は佐藤 晴人だし普通のサラリーマンなんだけど。そして俺トラックに轢かれて死んでいるんだけど」
エルフの少女はぽかんと口を開けていた。俺と同じような何言ってんだこいつ、と言いたいような顔だった。てか落ち着いて見てみるとめちゃくちゃ可愛い。
髪はサラサラで目は青くてとても澄んでいる。まさに美女と呼ばれるために生まれてきたような目鼻立ちだった。
すると急に扉が開いた。というか吹き飛んだ
びっくりした。流石にびっくりした。
「おぉー 起きたか斬鉄。流石に8ヶ月は眠りすぎだろ。一生起きないかと思ったぜ!」
急に現れたのは大剣だった。本当に大きな3メートルはある大剣。それが喋る というか うん 喋っていた。
するとエルフの少女が大剣のことを注意していた。
「何回言ったらわかるんですか白金さん!!扉は壊さないで普通に開けてください!!」
「俺は手がないって何回言ったらわかるんだ乳エルフ!しょうがねえだろ!」
「だからあなた用の通路作りましたよね扉の上の方に!あの隙間を通るって約束したじゃないですか!」
たしかに吹き飛んだ扉の上の方には大剣が通れるほどの大きすぎず小さすぎない隙間があった。
「あれは狭くていかん。引っかかってしまうからなぁ」
「あなたがこのくらいの幅がいいって言ったんでしょう!スパイみたいでかっこいいとか言って!」
「し、知らん!」
その後5分くらいわちゃわちゃした後大剣は俺の方のきた。
「すまんな斬鉄。起きたばかりなのに。あの乳エルフがうるさくて。まぁ顔色は良さそうで何よりだ。」
すると後ろからエルフの少女が大剣に話しかけた。
「白金さん。斬鉄さんは記憶をなくしてしまっているのです」
「は?何言ってんだ乳エルフ!そんなことあるはずねえだろ斬鉄と俺はあの魔王を倒したんだぞ。なのになんで世界を救った斬鉄が記憶を失はなくちゃいけねえんだ。嘘だよな?斬鉄?」
「すみません。大剣さん。その俺は多分斬鉄さんではないです」
こうしか言えなかった。ここで嘘をついても何にもならない。斬鉄なんて聞いたこともないし俺は勇者でもないのだ。
「おいおい、そんなこと言わねえでくれよ斬鉄」
大剣は飛び出して行ってしまった。
エルフの少女も泣いていた。
俺は、俺は、
初投稿&初執筆なので待ったか話が進んでいない や 文法がめちゃくちゃなど意見は多々あると思いますが温かい目で見守っていただけると幸いです。