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6、正体①

引退した次の日、私の靴箱には、一通の手紙が...


今日の放課後、3階の物置部屋の隣に来い。七時を超えてから。裏口から入れる。道を開けておいてやる。


「...まさか」

その唯一の可能性に、私は何度もその手紙を読み返す。



「きりーつ」

「れーい」

終礼が、終わる。

「ありがとうございましたー」

終わった。

みんながばらばらに教室を出たりしゃべったりしてるのを片目に、私はダッシュで教室を抜け、階段を駆け上がる。


3階。

3階の、物置部屋。


今ーーーーあの場所には。


「ほら...」

やっぱり。

私は今、自分がたどり着いた廊下をもう1度確認する。


ここは、確かに3階。

物置部屋がある。

その横は。


「まだないよってことね...」


扉もノブもない、ただの壁であった。



放課後、七時過ぎ。


「物置部屋の隣に、音楽室が現れる」




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