第五話「油断大敵」
予定を変更し、日曜と木曜の週二投稿でいきたいと思います。
街道を目指し歩き始めて約20分、街道はまだ見えない。まぁそんなもん?
街道を目指し歩き始めて約40分、街道はまだ見えない。ま、まぁ許容範囲。
街道を目指し歩き始めて約1時間、街道はまだ見えなー
「ふざけんなぁあああああああああああああああああああああ!」
「わっ!?い、いきなりなんですか!?」
俺の叫びがむなしく響いた。
なんだこれ、女神さんあんたどんだけ遠くに送ったんだよ!普通こういうのってちょっと歩いたら町とか見えてくるよね!?全く見えねぇんだけどどゆこと!?
「はぁ、まだあるかにゃならんのか…」
「げ、元気出してください!幸い魔物とかとは出会ってないんですから。」
「あぁ、そだな…。」
レイドでは、剣と魔法の世界らしく?街道などを歩いているとたまに魔物と遭遇するらしい。
俺たちはまだ出会ってないが、出会ったとしたら戦闘は避けられないだろう。
でも、エリーさんや?そういうのって、フラグっていうんだぜ?
そしてしばらく歩いて、
はぐれの スライムが あらわれた!
「…ほら見ろフラグ。」
「え?なんですか?」
「いや、なんでもない。んでどうすんだあれ?」
「そうですねぇ、ここは私がこの世界の魔法の使い方を実演してあげましょう!」
そういって、エリーはスライムの前に出た。
魔法の使い方、ねぇ…。たしかイメージを基にして行動と形を口に出す…だっけ?
俺の場合は氷の能力をもらったはずだから氷が出るとして、あいつは…
「行きます!”貫け””極光”」
光、かね?あいつの言葉と一緒に光の線がスライムに向けて飛んでったし、つーかあれ線というよりビームだな。哀れスライムはビームを受け蒸発。少しかすっただけでこれって、オーバーキルだろう。
「やりました!どうですか!」
今の見てた!?というような視線を向けながらエリーがこちらを向く。
…はたして彼女は気づいているだろうか。蒸発させたスライムがアメーバよろしく、再生していることに。ふむ、ゲームとかのスライムは雑魚だが現実となると厄介な敵になる、よく聞く話だな。
そして、さっきから「どうですか!」と、連呼してるエリーはやはり気づいていないのだろう。あ、再生終わって襲いかかろうとしてる。エリー、後ろ後ろ。しゃあない助けるか。
...ん?いやまて、このままいくと美少女×スライムという展開が...やめておこう。何となくだが命の危機を感じた。っと、スライムが飛びかかった。とりあえず止めよう。えっと、
「″阻め″″氷壁″」
「えっ?」
エリーとスライムの間に氷の壁を出現させてスライムの突進?を止める。弾かれたスライムが動かない間に次の行動に出る。
「″捕らえろ″″氷床″」
地面を凍らせ、スライムの地面に触れている部分も一緒に凍りつく。
そうして動けなくし、俺はスライムに近づき、
「″凍り付け″」
スライムを凍りつかせた。うん、やっぱ液状だから凍らせれたな。これで死んだろ。
それを確認し、俺は固まったままのエリーの方を向いて、
「油断大敵だな」
「っ!ぐ、ぐぬぬ」
笑顔でそういうと、彼女は悔しそうな顔をした。
やっぱいい顔するなぁ(笑)




