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ファンタジー×武器②

一年以上ぶりに書いたら、傷病自慢になっちゃいました(^◇^;)あと一部の作品群をディスってますが、特定作品は念頭に無いです。

 最近のファンタジー武器といえば、リアリティーのある物はとことんリアルに、妄想武器はとことん非現実的になっていると感じます。

 もちろんそれを分かっての楽しみとして、妄想全開の非現実武器も、それなりの楽しみがあると思うのですが、古いタイプの人間としては、それは飛び道具というか、例外的に出てくるからこそ味があると思ってしまうんですよね。


 特に華奢な女の子が肉厚で重厚な大剣を持っていたりすると、途端に萎えます。それってオリハルコンという名の発砲スチロール製ですか? って感じ。あと銃器なども、華奢な女の子がグリップの太いデザート・イーグルなどを二丁拳銃で構えていたりすると、発砲した瞬間に銃が吹っ飛んで行くんじゃないか? とこれまた萎えます。更にそれが横に倒して構えていたりすると「お前は黒人ギャングかっ!」とツッコミたくなるってもんです。SFなどで強化筋肉などと説明されていても、それなりの説得力が無いと『なんだかな〜』と私の中の阿藤快が首を捻り出します。これは一般的な感覚なんじゃないかな? と思いますが、如何でしょうか?


 話がファンタジーと逸れました。では魔法という言葉で、いわばなんでも有りなファンタジーの世界における現実味=説得力とは何なのか?


 それは重量感、そして痛みなのではないでしょうか?


 例え短い剣であっても、思い切り振るうには、相当な負担がかかります。高校球児の振る金属バットなど、ただ持つだけなら相当軽いものですし、軽く振るだけなら誰でも出来ると思いますが、自由自在に操るためには、鍛え抜かれた全身の筋肉が必要です。


 さらにそれが鋼の剣などになると、振るう手の皮はめくれ、叩きつける重量は骨などに当たり跳ね返る。さらに空振りした時など、たたらを踏んでしまうのが、ある種の説得力を生む様に思います。


 そして痛み、これはアクション系の作品全般に言える事ですが、ダメージ描写に痛みを伴わない物は、どんな凄い事を表現しても上滑りすると感じます。

 剣で切られたら、皮膚、筋肉、血管、神経を切られる痛みに、思わず読者が「スッ!」と構える位の説得力があると最高ではないでしょうか?


 幸い? 私は持病のために、自己注射をする必要があり、定期的に太ももに注射針を刺す必要が有るので、肉体に金属や薬液を入れる痛みを日々感じている為、少しはリアリティを出し易い環境かな? などと愚考しますが、そんな思いをしなくても、インフルエンザの予防接種や、箪笥の角に足の小指をぶつけた経験を活かせば、痛みの伴う文章という感覚にピンとくるかな? と思います。


 余談ですが(このエッセイの殆どが余談ですが)私の一番痛く、かつ恐怖を感じた体験は、足を牽引しなくてはならなくなった時、麻酔無しで膝骨にドリルで穴を開けられた事です。あの時のドリルを持った医者の無表情さ、骨にドリルが当たった時の衝撃と、熱さにも似た痛みは、トラウマとして今でもありありと蘇り、ダメージ描写、恐怖描写の参考にしています。まあだからと言って痛みを伴う文章が書けているか? と問われれば別物なんですが、そう心掛けているという事です。


 傷病自慢はこれ位にして、メイスなどの鈍器で殴られたら、その衝撃は肉のみならず、骨にまで響き、取り返しの付かないダメージに絶望感を覚える。もしくは打ち所が悪くて地面に倒れる、その時の地面の重みまで伝えられたら最高だなぁと思うのですが、これまた如何でしょうか?


 それに比べて、発砲少女の振るう武器など、奪い取って頭引っ叩きたくなるって感覚も、少しは分かっていただけるかと思います。


 あとイラストで気になるのは、明らかに刃筋の通らなそうな構えの戦士。手首の角度からして、そのまんま振ったら手首グネルか、お坊さんの警策(座禅の時に叩く平べったい棒)の様にベチベチするんか? と思う様な描写の作品を見かける時があります。

 プロのイラストレーターの作品でも有るから、仕方ないのかな? とも思いますが、この手のイラストは空想が根っこに有るので、ここら辺にこだわらないと、途端に嘘っぽくて入り込めないですよね。今は動画なども豊富に有るので、一度居合の動画などを検索してから描いたら良いのになぁ、などと思います。

 剣を振るっている途中なのに、腕が伸び切っていたり、片足が妙に高々と曲げられていたり、それらが細腕の女の子だったりすると、こいつに切られたら死んでも死に切れない……とやられる側に同情したくなりますね。まあ美少女に斬り殺されるなら本望なのかも知れませんが。


 てな訳で、中々オヤジにはハードルの高い非現実武器の世界。でもなろうのバナーなどを見ていると、こんな小さな画面なのに、おっぱい描写は凄いものがありますよね! ふっくらと柔らかそうな美少女おっぱい、こんな武器が有れば、発砲系大剣なんて要らないと思う今日この頃……今回も寝言シメ失礼しました〜。

久振りにエッセイなど書くと、毒が混入しますね。頭の悪い人間は毒を吐いちゃダメって、分かっちゃいるけど、やめられない。気を悪くされた方、申し訳ありません。

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