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ファンタジー×武器①

 ファンタジーの醍醐味と言えば1に魔法、2にモンスター、3番位に武器とくるのではないでしょうか?

 そして何と言っても剣と魔法の世界と言う位ですから、人気ナンバーワンはソードですよね。


 中でも腰に携帯しやすい片手剣のブロードソードや、片手でも両手でも扱えるバスタードソードが人気の様な気がする今日この頃。

 バスタードソードなんて、響きが如何にもファンタジー感溢れてます。破壊者の方のBUSTERDとも同音でそれもカッコ良いですね。

 聞いた話だと、剣が銃に取って代わられる時代にできた為、余り普及しなかったとか。そんなんファンタジーじゃ関係無いし!時代考証なんて異世界って事でチャイ!ですよね。


 古いファンタジーなら、コナン・ザ・バーバリアンの両手剣に子供ながら憧れました。

 筋骨逞しいシュワルツ◯ネ◯ガーが持つと小さく見える大振りの剣、蛮族のコスチュームとピカピカの大剣のギャップも萌えますね。


 実物の大剣体験 (つい韻を踏んでしまった)は、一度訪れたオーストリアの小さな砦町で見た中世の両手剣。兵士の拠点だった小高い丘の上にある砦のショーケースに展示されていました。

 一緒に飾られていたチェーンメイルとあいまって、欧米人のデカさ、肉食人種のフィジカルの強さを思い知らされました。それ程長く重そうな剣でした。

(後で調べたら重量自体は3〜4kgとあり得ない重さでは無い様ですが、重心が体から遠い程振り回す重量は増しますから、相当力が無いと振れなかったでしょうね)


 あんなんで殴り合い、斬り合いしていたんですから、そりゃ略奪行為もしますよね。

 尋常な精神では剣や鈍器で殺し合いなんか出来ないだろうな〜、と思いを馳せる21世紀中年は文明の有り難みを悟るのでした。

(その後見に行った野外フェスで飲みまくり、平和の有り難みを五臓六腑で体感するのでした)



 剣と言えば諸刃タイプを想起されると思いますが、鍛治で作った経験から言うとダガータイプの諸刃は切っ先が非常に難しいです。

 それは形状的に薄い菱形になるからで、少し柔らかくても簡単に曲がってしまうし、少し硬くても簡単に折れてしまいます。


 硬くて粘りのあるステンレス鋼でも切っ先の脆さは出てしまうので、本当に西洋の戦場で使われていたのかな? と疑問に思います。

 まあヘタレ素人鍛治の言う事ですから、当時の最新兵器職人たる剣鍛治さん達はその腕を振るい軽々と解決していたのでしょうね。



 最近のファンタジー界の流行りは、身長程の大剣ではないでしょうか?ベ◯セルクのガ◯ツやFF7やモン◯ンの影響か、一時期どの主役級キャラの背中にも長いハンドルが生えていた気がします。


 アメリカのナイフ学校には卒業生が戯れに作ったであろう大剣が有りました。その大きさは、正しくベル◯ルクのガッ◯が持つような分厚く長い鉄板状の例のアレ(あそこまで長く無かったですが)

 面白がって振り回そうとした私達は持ち上げるので精一杯でした。ダンベルの端を持って振り回すのと同じ事、そんなん無理ですわね。重いハンマー振り回し毎日ガンガン鍛治仕事やってた脳筋バカでも無理でした。


 両手剣には先の部分しか刃が無い物があり、根元辺りを掴んでいたとか、いないとか。それも分かる気がします。正しくダンベルの様に持ったのでしょう。あとは振り回すより槍の様に突いた説もありますが、それも納得です。


 学校にあったあれを持って戦う位なら、石を持って投げた方が強そうな気すらします。あと、戦場まで誰が持って行くかで揉めると思います。少なくとも私は嫌ですね。


 昔の戦士の様に、敵の槍を断ち切るという役割分担に基づいて大剣を振るうにしても、あれ程の大きさはいらないでしょう。

 まあ、昔の戦争はメンタル的な押し引きもあったでしょうから、こけおどしにはなったかも知れませんね。


 でも、ゲームや漫画での視覚的な刺激は強烈でした。ガ◯ツなんて、普通の人間が化け物と対峙する無茶苦茶な設定を一発で納得させるビジュアルの力がありました。


 私は好きです無駄にデカイ剣。少なくともやり出したベルセ◯クはリスペクトっす。例え物語がダレようとも、買い続けますよコミックス。


 真面目な話、何故に兵士=剣なのか?それはやっぱり万能性でしょう。


 武器の価値は、如何に力が乗っていない状態から短時間で威力を発揮するか、そして威力をキープ出来るか、そして携帯性に有ると思います。後は射程と丈夫さでしょうか?


 剣やナイフ状刃物の有用性は正に威力の保持に有ると思います(棍棒や斧を首に押し当てられてもナイフ程怖くないですよね)今だに至近距離ではナイフが一番だとか(マスターキー◯ン知識)やはり刃物って優秀ですよね。


 あと、案外馬鹿に出来ないのが格好良さ。昔は格好良さに憧れて兵士になる子供も多かったでしょうから、剣を腰に差した凛々しい姿を見せる事も兵士の務めだったのではないかと思います。



 でも、優秀すぎる武器では物語が生まれにくいと思いませんか?


 武器は近代化とともに扱いやすくなり、銃が発達してくると、極端な話、熟練の兵士でも昨日銃を手に入れた少年に簡単にやられてしまう可能性があります。ですが剣が主武器の時代では腕が物を言う余地が大きいと思います。


 時代劇があり続けるのも、個対多数を可能たらしめるギリギリの時代が江戸時代だったのではないか? と想いますがどうでしょう?暴れん◯将軍でも毎回大立ち回りしてましたしね。


 何にしろ、私自身がファンタジー世界に転生するとしたら、遠距離攻撃の魔法はマストアビリティーとして、近接戦闘用に剣を習得したい所ですね。


 その際は是非とも戦闘方法を教えてくれる喋る魔剣を、癒しの巨乳神官か鼻の効く獣人娘とセットでお願いします(ヨクボウ垂れ流し)おそまつ。

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