一話
1000年前『魔法』が生まれた。
『魔法』は提唱された時『火』『水』『風』『雷』『土』の五大元素と。
それに『光』『闇』の属性を加え7種の属性がある
時は経ち、100年前のこと、世界中を巻き込んだ戦争があった、
『世界魔法大戦』とか言うやつである。
つーか、ありきたりで中二臭ぇネーミング。
まあこう言う言葉のほうが定着しやすいのだろう。
この世界、イルクリフは魔法が日常生活の基礎となっていていろいろなものに活用されている。
また世界ランクと言うものが存在し、G-5からC-1ランク、B、BB、A、AA、AAA、S、SS、ランクそして神の領域GODランク、といった全13階級がある
神の階級の席は一つだけその席を目指してランカーたちは腕を磨く…。
悠光初中高等連合学園…
一般教育、および魔術教育を初等連5年、中等連5年で、計10年間基本、魔法を使うにあたっての基礎およびルールを学習し反復する。
高等連は学習する業務は無くなるが、代わりにランクに登録することが業務になっている。
この世界ではランクによって多少待遇が良くなったりするのだ(だいたい差と言ってもほんのわずかだけ)
それでも人の欲は尽きないものだ。
クラス決めがあった一応Ⅰ-Ⅶに決まる。もともとこの悠光の生徒ではないオレ『雨宮 葉琉』
「自己紹介からと言いたいが、この中で唯一高等から入った雨宮、前に来い」
筋骨隆々でいかつい浅黒い肌で短髪の先生。
『朱堂貴章』ランクはBB、が体格通りの野太い声で呼びつける。ちなみに担任。
髪は黒く高校生らしくワックスを使っているのか、ただのくせっ毛なのか、少し外にはねている。身長は180あるか無いかくらい。
顔は全体的に整っている。それゆえに優しそうな印象を受ける。
「ハイハイ。高等から入った雨宮です。よろしくお願いしま~す。」
このあいさつで優しそうな2枚目から2・5枚目に変わった。
もちろんあいさつなんて社交辞令である。
正直、先生含め敵では無いのだ。なぜなら……
高等連に入学してちょうど一週間。
「今日から模擬戦が始まるがみんな怪我をしないように気をつけるように以上。」
担任が模擬戦闘における初注意を話した。
乗り気じゃない。
自分の意志とは関係なく名前が読み上げ…上げら…あれ?ああなんだくじ引きで決めんのか。
今度こそ名前が読み上げられた。
「一人目、雨宮 葉琉」
っていきなりかよっ!
「二人目、水連寺 優妃」二人目の名前が呼ばれた瞬間、周囲がざわつく
オレを見る目が好奇から可愛そうな物を見る目に変わったのがわかった。
「えっ、オレそんなピンチなの!?」