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4話 ティラミスがテレビに出る

とある休日の山本家、ティラミスちゃんが行方不明みたいです。

その様子を覗いてみましょう。


「し、執事!!!!大変!!!!ティラミスちゃんがいないの!!!!!!」


「そうでございますか…」


「執事!!!早く探して!!!!!」


「かしこまりました、背中にGPSを埋め込んでいるのですぐに分かります。」


「いつの間に埋め込んだのよ!」


「ティラミス様が生まれてからすぐでございます。」


「そんなことより、執事!!ティラミスはどこなの!!」


「今調べています…」


「場所は、テレビ局ですね…」


「え…ティラミスちゃんテレビ局にいるの!!!!!」


「そうでございます」


「も、もしかして、ティラミスちゃん、ももちゃんに会いに行ったの!!!!」


「可能性はあるかと…」


「執事!!!リムジン出して!!!!!!」


「かしこまりました…麻酔薬も用意いたしましょう…」


「お願いね!!」


テレビ局前

「お嬢様、到着いたしました。」


「執事!!麻酔薬持った!!!!」


「はい、持っております。」


「ここからは関係者以外立ち入り禁止です。」


「あなた、私を誰だと思ってるの?」


「お嬢様は、全放送局の株主でございます」


「し、失礼いたしました…ど、どうぞお通り下さい。」


「執事!!ティラミスちゃん今どこなの???」


「スタジオAで生放送中だそうです。」


「な、生放送ってまさか…」


「はい、そのまさかでございます、ももちゃん様と生放送中です」


「いやゃゃゃゃゃーーー執事!!!!早くティラミス捕まえるわよ!!!」


「かしこまりました。」



その頃スタジオAでは


「ガォーー」(ももちゃん!)


「かわいい〜恐竜のコスプレ」


「ももちゃんさん、違うよそれ本物じゃない?」


「え、本物なわけなくない?」


「え、あ、あの、も、ももちゃんさん、これ、ほ、ほんもので、です。」



「え、これ本物なの!!!!!!」


「ガォ〜!」(本物だよ!サインちょうだい!)


「何か喋ってる?」


そこへ七瀬が乱入


「ティラミスちゃんーーーーーなんでももちゃんの横にいるのよ!!!!」


「ガォーー」(ももちゃんに会いたかったから)


「執事!もしかしてティラミスちゃん言葉わかるの?」


「ガォーーー」(わかるよ!)


「お嬢様、どうやら言葉をおわかりになるみたいです。」


「ティラミスちゃんーなんで喋れるのよ!」


「ガォーー」(なんか喋れた)


「執事!!なんて言ってるの??」


「それは私にもわかりません。」


「なんでよ!」


「申し訳ございません、お嬢様、ですがこの時のために恐竜語翻訳機を作っておきました。」


「そんなのいつの間に作ったの!!!」


「ティラミス様が生まれたときにでございます。」 


「いつの間に!!!!!!!!」


「早速翻訳してみましょう。」


翻訳開始


「ガォー」 「(ももちゃんーサインちょうだい!!)」


「ティラミスちゃんーーー何言ってるの!!!!!」


「ティラミスちゃん〜サインいっぱいあげるね!」


「ももちゃんー私にもちょうだい!!!!!!」


「お嬢様、みっともないですよ」


「ティラミスちゃんと七瀬ちゃん〜サインあげるわ〜」


「やった!!!!ありがとうございます!!!」


「ガォォォォォォォォォォォォォォォォォォーー」「(やっっった!!!!!ー!!)」





帰宅後



「ガォォォォー」「(転売しよ!)」



次回、お嬢様激怒



お楽しみに!


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