第27話 自己紹介を頑張りたい!
「宇宙に行ったみたいで楽しいですー!」
目を輝かせながら、浮いているラフェルさん。
言われてみれば、とても楽しい。
ふわふわと浮く、普段は出来ない感覚が俺の好奇心をくすぐる。
ヒーローのように手を伸ばしてみたり、体育座りをしてみたり…。
「楽しいね、ラフェルさん!」
「ですね!」
数時間後____
「俺たち、いつまで浮いてんだろう。」
「ですね…。」
さっきと打って変わって、疲れ切った顔で浮いている俺たち。
いつ、テレポートするんだろ…?
ラフェルさんの目がウトウトし始めた。
「ラフェルさん、眠いよね…。」
「はい、とても眠…い…で」
ラフェルさんが完全に行ってしまった。別世界に。
ん…?
そんなラフェルさんを眺めていると、彼女の足元が白く、光り始めた。
「ラフェルさん?!足、光ってるけど…。」
「ぐぅぇ?!ふぁ!何でしょう?!この光!」
「一旦、落ち着いて!やっと、テレポー…」
言葉を言い終わる前に、視界が白い光に包まれていく。
ぐっ…!
眩しさのあまり、目をつぶってしまう。
もういいかと目をゆっくりと開く。
赤黒い壁が俺を囲んでいる。
俺というか、俺たち6人を。
そして、見覚えのある顔。仙人が居た。
もちろん、ラフェルさんも。
始めに声を発したのは我らが仙人である。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。」
ここにいる皆の視線が仙人に集中する。
「……。」
仙人どうしたんだ…?
仙人が無言になり、俺の方へ歩み寄ってくる。
「ヒカル殿…。こういう時、何て言えば良いと思う?」
「俺に聞かれても…。ここに集められた人って、ダンジョンの学校の人ですよね?なら、自己紹介とか…。」
急に聞かれ焦ったが、何とか答えを絞り出す。
「それじゃ!ありがとのう!」
ごほん。わざとらしく咳をする仙人。
「ここに居る6人は、これからのクラスメイトじゃ。
各自、自己紹介を…。
先ずは、ヒカル殿から…!」
「えっ!俺からですか?!んと…。」
まさか…俺からなんて…。
ん…と、自己紹介って名前と趣味言えばいいのかな…。
「俺の名前はヒカル…です。
趣味は……。動画編集です…。よろしくです。」
ペコリとお辞儀をする。
こんなもんで良かったかな…?
「ヒカルさん、良い自己紹介でした!」
Goodと親指を立ててくれるラフェルさん。
次はそんな彼女の番だ。
「私はラフェルと申します!
私の趣味は……。閉じ込められていたので、よく分かりません…。」
ラフェルさん?!監禁の事言っちゃってるって!
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私生活が忙しく、またまたまた久しぶりとなってしまいましたが…!
皆さん、いつもありがとうございます!
皆さんは花火見ましたか?
良い夏をー!




