第22話 瞳の色について考えたい!
「その瞳の色を変えようではないか。」
突然の仙人の提案に驚いているラフェルさん。
「えっ!私の瞳の色ですか?!別に大丈夫ですけど、理由が知りたいかもです…。」
勢いよく返答した彼女だったが、徐々に冷静になっていく。
「またまた、驚かせてしまってすまない。その、瞳だと目立ってしまい国に悪用されてしまう。
この国に良い噂は聞かない。」
怒り気味な声のトーンで語る仙人。この国に何かされたのかと思うほど、恨みがある語り方をしている。
やはり、ラフェルさんが監禁されていたのは本当だったんだ…。
「はい!そうなら…!是非変えて頂きたいです!」
「ふぉっふぉっ、元気がいいのう。思い立つが吉じゃ。
瞳の色の要望はあるか?」
癖になっているのか長い髭を触りながら、話す仙人。
「んー、悩みます…。」
ラフェルさんに似合う目の色…。
俺を含め、ここにいる全員が手を顎に触れさせ悩んでいる。
正直言ってラフェルさんの銀髪には、どんな瞳も似合う。
緑も良いし、桃色も良い。
赤色も…紫も…!考えれば考えるだけ無駄というレベルで無限に候補が出てくる。
でも…!やっぱり、清楚系なラフェルさんには!
「青です!」
その場の静寂を切り裂くように、こだまする俺の声。
「それじゃ!よくやったヒカル!」
勢い良く、立ち上がった仙人とハイタッチする。
「青色…!良いですね!ヒカルさん良い案をありがとうございます!
仙人さん、青色でお願い致します!」
「早速、行くぞい!女性もヒカルも目を瞑りなされ!」
えっ?俺も目瞑るん?驚きつつも、指示に従う。
「終わったぞい。目を開けなさい。」
3秒も経たずに仙人の声が聞こえる。
「ほれ、鏡だ。」
「ありがとうございます…。えっ!!!本当に青色になってます!」
鏡を見るなり、驚くラフェルさん。
良い。やはり、青色の瞳とラフェルさんの相性は良い。
「ヒカルさん、どうでしょうか…?」
頬を赤く染めながら、照れくさく俺に聞くラフェルさん。
っ!!!最高過ぎる…。表情の大勝利だ。
恥ずかしいのか、ちょくちょく俺から目線を離している。
可愛い。可愛いよ。ラフェルさん。
「ラフェルさん!すっごく似合ってます!」
俺は彼女に可愛さを伝えるべく、渾身の笑顔で返す。
「あ、ありがとうございますっ!」
更に顔が赤くなっていくラフェルさん。
「ラフェル殿と言ったか?その青い瞳だと、金色の持ち主とバレる事は無いだろう。
そして、ヒカル。2人だけで話したい事がある。」
ご覧いただきありがとうございました!
ブックマークや評価頂けると助かりますm(_ _)m
また、久々の投稿になってしまいました…。
皆さんは夏の暑さに負けないで下さい!
良い夢をー!




