第15話 彼女の理由を知りたい!
「あっえと...!実は国王の側近たちから逃げてまして...!」
モジモジしながら、伝える彼女だったが内容が頭に入ってこない。
「コクオウ?ソッキン?」
ラフェルさんは何者なんだ?
国王の側近に追われるって泥棒とかなのか.....?
でも、あの優しく天使のような彼女が盗みや悪事を働くとは思えない...。
「何故追われてるんですか.....?」
彼女の地雷を踏まないように恐る恐る聞く。
「私が脱走したからですっ!」
「脱走?!」
えっ何?!脱走ってことは...、捕まってたって事か...?ラフェルさん何したん?!
「あっえと...!何か色々あって」
色々って何だよ!!!
もう、めっちゃ気になってきた...。
彼女に続きを聞きたいが、髪の毛をいじったり、指を遊ばせたり、今でも恥ずかしがっている。
これは聞いていいやつなのか.....?
さっきは勢いあまってガツガツと詳細を聞いてしまったが...。
(気になるなら聞けよー、聞かせても減るもんじゃないし。)
(恥ずかしがってる女性に更に聞くの?!それでも男なんですか?)
頭の中で2人の俺が葛藤している。
この場を逃したら、この話題について触れづらくなってしまう。
だからと言って、恥ずかしがってる彼女に更に追い打ちをかけるなんて...。
頭が割れるくらい、悩んだ末に俺は____
「脱走って事は捕まってたんですか?!何で捕まってたんですか?!」
聞いてしまった。
ラフェルさん、すみません。
「えっと...ステータス測定の魔力分野で9999出しちゃって!」
「9999?!!!!」
聞いた事の無い魔力の桁に驚きが隠せない。
この世界での魔力の平均値は50。
それに対し、彼女の魔力量は桁が違いすぎるしカンストしてない?!
ちなみに俺の魔力は、70と平均より高くて自慢だったが、彼女の魔力量に比べれば雀の涙程の量だろう。
「それで!私の身体を調査したいし、利用したい的な事で捕まりました!」
苦笑いしながら、ラフェルさんは明るい声のトーンで話をする。
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