ロディの焦り2
「えっ、えっーとぉ!奥まで薬草を取りに行ってくると言ってたよぉー!」
「そうなんだー!教えてくれてありがと♪ロディ。じゃあ、あと少しで帰ってるかな...!ヒカルが戻ってくるまで、気長に待つぞ〜!」
少々早口気味だったが、なんとか誤魔化す事が出来たようだ。
妙な時に勘が鋭いネイネだが、運良く今回は気づかなかった。
(とりあえず何とか、なったわ...。)
ほっと胸を撫で下ろす。
安堵したのもつかの間、次の問題に直面するロディ。
(ねーちゃんは気長に待つと言っているけど、閉じ込めたヒカルが戻ってくるはずがない...。
どう誤魔化そうか...。)
もし、ヒカルが戻って来てもロディ達の悪事が暴露され、人生が終わってしまう。
だがヒカルが来なければ、仲間思いのネイネはずっと待ってしまう。
どちらに転んでも、良いとは言えない。
けれど、ヒカルが来ない方がロディに取ってはずっと良い結果だ。
ヒカルにした所業をバラされたら、ロディの性格の悪さが露呈してしまう。
それに、インターネットが普及した現在ではこの事もすぐ広まってしまうだろう。
(この可愛い可愛いロディちゃんが、積み上げて来た信頼が...!)
(たまたま見つけた牢獄だったけど、窓も無いし逃げ場は無い...。
なら、今はねーちゃんをどう帰らせるか...。)
ヒカルが帰ってきた時の心配も必要だが、帰って来ない確率の方が圧倒的に高いだろう。
(ねーちゃんにまで、迷惑をかけたくない...!)
ロディにとってネイネは、本当のお姉ちゃんのような存在だった。
ローイは悪友のような、親友のようなバカをやる友達のような関係。
しかし、ヒカルには嫉妬心を抱いていた。
(いつもいつも、ねーちゃんばっか頼って。ねーちゃんに迷惑かけんな無能が。)
そう、ロディにとってネイネは本当のお姉ちゃんの様な存在だった。
幼少期からネイネに可愛がられ、誰よりも大事にされてきた。
その結果、いつしかロディはネイネに対し、歪んだ愛情を持っていた。
ロディだけのねーちゃんでいて欲しい。
ねーちゃんの瞳に映るのはロディだけ。可愛くて綺麗なロディだけ。
ねーちゃんに迷惑をかけたくない。
ねーちゃんを危険な目に晒したくない。
ねーちゃんを監禁して、ずっーとずっーとロディだけを見つめていて欲しい。
ねーちゃんはロディが養ってあげるんだ。
ねーちゃんにはロディが居なくちゃなんだ。
このようになってしまったのは、ロディの生い立ち、ネイネがロディに依存してしまっていた事から始まる。
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第12話 バズり?!に挿絵を追加しました!
ラフな感じですけど、イメージとして見て頂ければ幸いです!
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辛い月曜日ですが、共に乗り越えましょう...!
良い一日を!




