表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/33

第10話 チャンスを逃したくない!

「当たった...!!!」


歓喜のあまり、声を漏らす俺。


しかし、あったた所は目標の目では無く頬だ。


ゴブリンの頬は硬く、さっぱりダメージが入らなかった。


くっ...!せっかく、当たったというのに...。


当たり所が目だったら...!もしもを嘆いている場合では無い。


今は頬に当たった事だけでも喜ばなければ。


当たった事でやる気が更に出てくる。


振りすぎて曲がってきている自撮り棒を強く握り、ゴブリンを睨む。


次こそ、行ける...!そう思い、砂埃を立てゴブリンの右目目掛け、飛び込む。


こころなしか、さっきよりも肉体的にも精神的にも体が軽い。


「グゥルァァァァァァァァ!!!!!」


俺の自撮り棒がゴブリンの右目、奥深くに刺さる。


目から自撮り棒を抜き取り、当たった事に安堵する。


やった...!やっとだ!待て、喜ぶのはまだ早いぞ俺。


ゴブリンが片目を潰したぐらいで女性を離してくれるとは限らない。


ゴブリンが右目を片手で塞ぎ、こちらをギラリと睨んでくる。


例の通り、彼女を意地でも離さないゴブリン。


いや、それどころか握り締める力がどんどん強くなっていく。


「んぐっ!」


頬が高ばり、喉を閉めたような声で声を上げる。


もう1つの目も早くやらなければ...。


「グゥルァァァァァァァァ!!!!!」


再度、雄叫びを上げこちらに突進してくる。


「っ!」


右目にも攻撃を入れようとするが、動き回るゴブリンに中々当たらない。


あと、片目だけなのに...。


頭を掻きむしり、嘆くが良い方法が見つからない。


あと、一歩で彼女を助けられるというのに...。


彼女は死んでしまうのか___


嫌な妄想ばかりが膨らんでいく。


「サンド...っ。トラップっ......」


女性が枯れるような声で詠唱を唱える。


唱えるとゴブリンの足元に土凹が形成され、ゴブリンが動きを止める。


「グワァ!」


頑張って土凹から足を出そうとするゴブリンだが、土凹から足が中々出ない。


彼女が作ってくれたチャンスを逃す訳には行かない。


俺は深く踏み込み、全ての力を振るいゴブリンの目に自撮り棒を突き刺す。


「グワァァァァァァ!!!!!!!!!!」


ダンジョン内に耳を突き刺すような悲鳴が響き渡る。


それと同時に両手で目を塞ぎ、悶え苦しむゴブリン。


「うっ!」


強く握られていた手が急に緩み、彼女は開放される。


銀髪の髪がふわっと巻い、倒れ込む彼女。


「大丈夫ですか!」


一目散に女性の元へ駆け寄る。


ご覧頂きありがとうございます!

ブックマークや評価して頂けると、投稿主が踊り狂います!

明日、良い一日になりますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ