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黒猫は眠らない  作者: 鳩胸 ぽっぽ
二学期・スタート!
99/137

きさらぎ駅にて ③

 車はどんどん走っていき、山の道になぜか入っていった。


「……どこいってるんすか? 山っすよね」

「山に駅なんてあるんですねぇ~……」

「あるのだな! 都会はさすがだ!」

「あるのか。私も初めて知った」

「いや……」


 オレは銃を頭に突き付けた。


「普通こんな山に駅はねェよ。テメェ……どこ連れていく気だ」


 オレがそういうと。

 男の人は突然震えだして。そして、顔が気味悪いようなにやけ顔になった。


「バレチャッタカァ……!」

「ひぃっ!? に、逃げましょう!」


 オレらは扉を開き、走ってる車から飛び降りた。

 少しダメージを受ける。車は少し上で止まったかと思うと。


「ケヒャヒャヒャヒャヒャ!!」


 不気味な笑顔で、首を180度回転させてこちらを見ながらバックで突っ込んできた。オレはとりあえず銃を撃ち、タイヤを数回撃つ。タイヤがパンクし、走れなくなったようだ。

 オレらはとりあえず全力で走った。


「もう嫌だぁアアアアアア!」

「こりゃさすがにおれも怖い! なんなのだ!?」

「私は……一度似たような体験をしたからあまりなんともないな……」

「同じく……」


 あまり怖いとは思わなかった。

 また、線路の上に戻ってきてしまった。脱出する方法はやはりここを歩くしかないということなのだろうか。

 まァ、それ以外何もないからとりあえず歩いていくんだけどよ。


 歩いていくと、また、トンネルが見えてきた。今度はトンネルの名前も何も書いていない。さっきのこともわり、アザトースは怖くなったのか、その場で動けなくなっていた。


「もう嫌だ……。殺してください……。死に戻りしたほうがまだマシです……ひぐっ」

「このトンネル抜けたらオレが殺してやるよ」

「ひぐっ……」

 

 涙目だった。

 とりあえずオレらはトンネルを歩く。今度はライトも割れることがなく、普通に明るいトンネルだった。

 そして、トンネルを歩いていると、光が見えてくる。


「光……?」

「太陽の光ですか!?」


 アザトースは走って向かう。

 太陽の光を感じ、外に出て見えた光景はなんと普通の未来のビル群。エレクトリカルな感じの街並みが見えてきたのだった。


「ここ、つくば駅です! 実在しますよね!?」

「つくば駅は茨城県にあるな……」

「いつのまにか茨城に来ていたのか」

「抜け出せたわけだな! よ、よかった」


 どうやらあのきさらぎ駅から脱出することができたらしい。

 だがしかし、時間からしてホッカイドウからイバラキまで結構時間かかるが、そこまで時間かかった雰囲気はない。

 もしかしたらこの場所もフェイクなのでは? とは思ったが……。ああいうのは理屈じゃ説明できないんだよな。


「とりあえずトウキョウに戻って実在しているかどうか確かめてみよう」

「そうだな。ここが本当にイバラキならば……トウキョウには簡単に戻れるはずだ」


 カントウエリアなら転移はできそうだからな。










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