表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫は眠らない  作者: 鳩胸 ぽっぽ
試される大地ホッカイドウ
70/137

拉致監禁

 オレらはサッポロに戻るのだが……。

 サッポロに戻るのは死に戻ったほうが早い。オレはとりあえず近くにいる魔物を探し、殺してもらうことにした。

 ミヨシさんたちもそうするようで、死に戻りというワープで、サッポロに戻る。


 もちろん、デスペナルティとして全員10分間のログイン禁止があるが。


 オレは死に、現実に戻される。

 時計を見ると午後7時。いい時間でもある。腹も減ったしコンビニで飯を買いに行こう。オレはパジャマ姿から着替える。

 朝からぶっ通しでやってたし着替えるのだりぃからパジャマだった。パジャマから着替え、財布をもって最寄りのコンビニに向かうことにした。


 歩いて5分くらいの場所に最寄りのナインイレブンがある。

 あまり評判がよくないとされるナインイレブンだが、オレとしてはあまり食わねェから量が少なくてもあまり問題はなし。


 オレは食べたいと思った麻婆麺を買い、家に帰ろうとコンビニから出た時だった。

 

 オレの頭に何か強い衝撃を受け、そのまま、オレは意識を手放したのだった。





 で、気が付くとオレは白い部屋にいた。

 真っ白な空間で、窓も見当たらねェ。扉のようなものは一つあるが、ただそれだけの部屋。真っ白な壁紙と床。そして、ぽつんと置かれた定点カメラのようなもの。部屋の角には監視カメラのようなものもある。


 そして、手足が拘束されていた。

 イエス・キリストのような十字架に、手錠で固定されている。


「誘拐かよ……。何の目的で……」


 オレを誘拐するメリットは……まァなくはない。

 井原家だっていい家ではあるし、なんなら母さんだって社長業だ。そして、コタロー。紫電 小太郎とのかかわりもある。

 金目的じゃなく、因縁のほうも。

 兄貴は大学に入って落ち着いたが、高校時代は不良で喧嘩ばかりしていた。

 喧嘩ばかりしていた兄貴に恨みを持っているが、真正面からは挑めないのでオレを拉致監禁するという行動に走ったとも考えられる。


 そのどちらかだろうが……。だとしても……。


「ついてねェ」


 犯罪に巻き込まれるという不運。

 オレはことごとく自分の不運を嘆く。


「カメラも撮影中だなあれは……。配信されてるのかこれ」


 この真っ白い空間じゃなんもわからない。

 オレは抵抗するのをやめた。抵抗したところでこの手錠が外れるわけがない。余計な体力を使うからだ。

 クソ……。クソがっ……。なんでオレがこんな目に!


 親父……兄貴……助けてくれよ。

 クソじじいでもいいからさ。助けてくれたら言うこと聞くからさ。誰か助けて。オレもう辛い。ここまで不運なせいでメンタルがズタボロだ。

 

「ここはどこかもわからねェ、時間もわからねェ……。腹も減った……。オレが気絶して何時間たったんだろうな。今は何日で何時なんだ」


 この白い空間に閉じ込められて頭おかしくなりそうだ。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ