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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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87話 増える難民

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 いつもと変わらずユニットを作り出しては繋げていくという作業を淡々と熟していく。建築風景を見ている人間はさぞかし面白かろう。日に日に建っていくのが見えるのだからな。まあ子供も近寄らない反対側で建てているわけだが。


 それしか私の仕事が無いのである。最重要課題な訳だが。住居がないというのは惨事だからな。なるべくなら住居が間にあって欲しいものだ。最終的には解らんが、なるべくは間に合わせるぞ。


 スラムはなるべくなら無い方が良いからな。将来的には間に合わんかもしれんが、今だけでも間に合わせよう。……そんなにひっ迫はしてないがな。まだ1万と少ししか人間が居ないのだから。


 劇的には増えんよ。劇的に増えられても困るんだがな。減るよりは良いだろう。今後も増える予定なのだ。減ることは無いと思いたい。環境作りからだからな。環境は整ってきているとは思うのだが。


『カルネラ様、戻りました』


『クレールか。少々時間が掛かったか?』


『はい。ちょっと噂を追っていたら時間が掛かりまして』


『ふむ、それは少数の難民が増えたことと関係があるものか?』


『ありますねえ。間違いなく噂が関係してます』


『ふむ、どんな噂が流れているのだ?』


『噂自体は前と一緒ですよ。飛竜山脈の麓にあるダンジョンの中には楽園が広がっている。誰もが望む楽園が待っている。そこにたどり着ければ何の不自由なく暮らしていけるという噂ですよ。前に多分難民の処理に困っている領主かそこら辺の人間がばら撒いた噂ですね』


『ふむ、確かに聞いた噂だな。それがなぜ少数の難民が年に何度も来るようになるのだ? 大規模に1度か2度来るならば解るが、何故に少数が何度もになる?』


『理由は確かでは無いですけど、それが近くの村にまで伝播しているんですよ。少数なのは村で未来ある若者だけを向かわせたからでしょうか。老人たちは村に残っていましたよ。最後までその村で過ごすつもりなんでしょうね』


『ふむ、経緯は解った。あの噂が村まで広がってしまったか。理由は解るか?』


『憶測になってしまいますが、何通りか可能性はあります』


『ふむ、どういった場合だ?』


『まず自然に伝播した可能性ですね。商人や旅人、冒険者から村に噂が伝わってしまったと言うのが自然な流れです。在り得なくは無いとは思いますけど、ちょっと弱いですかね』


『ふむ、自然な流れだとは思うが弱いのか?』


『在り得るとは思うんですけど、ブリジットの話を聞いて弱いかなとは思いました。恐らく違うと思います』


『ふむ』


『それで、次も違うとは思いますけど、麓の町の領主が噂を流した可能性。思った以上にスラムの人間が居なくなってしまって人手が足らなくなったり、冒険者のなり手が居なくなってしまったので噂を流したが、楽園があるという噂までが流れてしまったという何とも情けない話です』


『ふむ、町に人を呼ぼうとしたが失敗したケースか。それも違うのだな?』


『違うでしょうね。流石に流す噂は搾るでしょうし、そもそもそれならスラムの人間を減らすなと言う話になってしまいますし』


『確かにその通りだな。領主がわざわざ流すわけがないと。スラムの厄介払いをしたのは領主であろうからな。色んな町で起きている噂であろう?』


『そうですね。恐らくですが、何処の町もスラムを何とかしたいのは一緒だと思うんですよ。目先のこの洞窟に目を着けて噂を流すくらいはするでしょうね』


『うむ、しかしてそれも本命では無いのであろう? 結局はなんだ?』


『本命は敵国の離間工作ですね。農民をその国から離間させるために仕掛けた計略かと思います』


『ふむ、何故に工作だと思ったのか?』


『入り口の方向が一緒なんですよ。全てがアンベマリノ王国に繋がっています』


『ふむ。1つの王国に搾られていると』


『はい。そして仕掛けたのはブロンリック王国でしょうね。現在戦争中ですし。長期戦の流れを作ろうとしているんでしょうね』


『何故に農民を離間させる必要があるのだ?』


『戦争をするには食べ物が必須ですから。その辺の農民をかき集めて兵士にもしているでしょうが、麦や芋などの兵糧が無いと流石に兵士も戦えません。その食べ物を作る最低限の人間を迷宮に向かわせるだけでも兵站を攻撃する事になりますから』


『ふむ、生産力を落とすという事だな。それであれば理解できるな』


『はい。このことに気付くのは早くても1年はかかるでしょうから巧いやり方ですね。離間した農民が多いほど敵の兵站にダメージが入りますから』


『そうなると農民を監視する兵も必要になってくると。本末転倒だな。農民兵を使って農民を見張らせるのであれば意味がない』


『そうですね。恐らくはかなりの広さに伝播していると思います。多くの村が疲弊しているでしょうから、未来ある若者だけでもと向かわせる可能性があります。何年続くか解りませんけど、戦争が長引けば長引くほどに難民が押し寄せるでしょうね』


『ふむ、来てもらう分には構わんのだがな。まだ住居も沢山あるのだから。しかし、戦争か。こちらに矛先が向く可能性はないのか?』


『無いとは言いませんが、暫くは大丈夫なんじゃないですかね。人間同士の戦争が忙しそうですし』


『ふむ、離間工作なのは解った。が、片方しかやらんという訳では無かろう?』


『でしょうね。確実に真似をしますよ。引き止められるかは知りませんが、両国から少なからず難民がやってくるでしょうね』


『両国で済むのか? 潜在的な敵国にも仕掛けはせぬか?』


『あー、在り得ます。……ブロンリックの方も余裕が出てくればもう1か国に工作員を送り込んでいくかもしれませんね。アンベマリノ王国ももう1か国にも工作員を割くでしょうから。どちらが仕掛けてきたか解り切ってはいますが、2国が共謀している可能性も捨てきれませんので』


『そうなると全方向から難民が押し寄せることになるな』


『そうなりますね。4か国から流入してくることになるでしょうね』


『住宅が足りるのか?』


『さあ? 最悪スラムでも問題無くないですか? 衣食住の住は洞窟に住んでいると思えば足りているとも取れますし。雨なんかも降りませんし』


『まあ何とかするとしてだ。食糧供給は問題無いな。仕事も問題ない。住居以外に問題はあるか?』


『……無いんじゃ無いですかね。村暮らしからすると良い暮らししてると思いますよ』


『であるか。問題はあるが、何とかなりそうではあるか。住宅も暫くは問題無いだろう』


『ですね。最近は凄い速度で建ってますしね。魔界の職人よりも早いですよ』


『まあ魔力でのごり押しだがな。倒壊するような地震は起こるまい』


『地揺れはいつ起こるか解らないところが怖いですよね。魔界でも研究はされているんですが、いつどこで起きるのか全く予想が付かないので厄介なんですよ』


『まあ起こるものは仕方がないがな。暫くは住宅づくりに専念するか』


『カルネラ様、ここの所住宅しか建ててないですけどね』


『仕方があるまい。需要があるのだからな。店用の建物もまだ全て埋まっていないのだぞ?』


『多分当分は後ですよ。店が埋まるのなんて』


 であろうな。解ってはいるのだがな。住宅を建てるしかないことは。しかしだ。難民がこぞって来るようになる可能性があるのか。識字率が下がるのは避けたいのだがな。


 まあなんにせよマンパワーは偉大だ。人数が多くなればなるほど畑も広がるであろうからな。来てもらった難民には悪いが、楽園でも何でもないからな。ただの農業国家だからな。


 当分は大丈夫であろうが、埋め終わった後だな。外壁の外壁を作る作業で住宅が埋まってしまわないか心配なくらいか。まあ心配しても仕方が無いのだがな。なる様になるであろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 日本の耐震基準で住宅作ってるんだろうか? 農民が居なくなった村領地に取り込んでも よっぽど農家の子供が余って無いと スラムなどから移民とかも出来んから 占領のうま味が無くなるような?(目反…
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