85話 処刑は無事に終了、大体が順調に進んでいる
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4割ほど埋まったか? 早いな。という事はそろそろ1年経ったか。ふむ、時が経つのは早い。何もしていないような感じがするが、建築はドンドンと続けているぞ。
そう言えば処刑は実行されたぞ。30日ほど後だったかな。まあ余罪は沢山出てきたのだが。因みに女だった。それの何が関係しているのかは解らんが、ともかく言い訳が酷かったぞ。
沢山持っているんだから私にくれたっていいじゃない。お金持ちなんだから良いでしょ。何でこんなことで処刑されるのか意味わかんない。等々言いたいことを言っていたぞ。
反省をしているようなら収監だけで、後で放免って事も考えたんだがな。あれは駄目だった。盗むことに罪悪感も何も感じていないようだったからな。
被害者はざっと50人ほど。よくもまあ見つからなかったものだな。というかそんだけ盗めば盗む必要は無いだろう。普通に生活できるであろうに。窃盗が癖になってしまっていたんだろうな。
盗まれた物は、服に焼き物くらいなのだが、それならば買えばよかろうに。そもそもお金に困るような生活にはならんはずなのだ。まだそこまで貨幣経済が回っているわけでは無いからな。
まあなんにしても処刑は行われた。見物人も結構な数が居たぞ。広場にいっぱいの人が集まっていた。極悪人でも無いが娯楽としての処刑を見に来る者はかなりの数がいるのだとこの時感じた。
最後まで暴れていたからな。ブリジットが迷惑そうにしていた。が、ブリジットも公爵級悪魔。その辺の人間には負けはしない。というか眷属で一番強いのが彼女だからな。彼女が負けるようなら私が対処するしか無いのだ。そこまでの人間を育てるつもりは無いのだが。
冒険者になりたいと言う子供は今の所出てきていない。……冒険者について特に教えていないというのもあるがな。積極的に教えてはいない。偶に声がするのは冒険者という認識は持っているだろうが。
別に出てきても良いのだがな。訓練を付けるだけだ。ゴブリンを相手にして戦えるようになるまでは面倒を見よう。それ以降は自分で頑張って貰わなければ。私の召喚できるものがゴブリンくらいなのだ。偶に別のも出るが、殆どがゴブリンだからな。
ゴブリンさえ倒せるのであれば外でも食っていけるのでは無いか? 恐らくゴブリンの討伐報酬だけで食っていけるだけの金は手に入るであろう。ここでの暮らしとは比較してはいけないような気はするが。戻ってくるなら戻って来てくれて構わんが、解る様に戻ってきてくれると嬉しい。
戻ってくるときに難民を連れては来てくれるなと言いたいがな。何故か知らんが難民が増えた。人口が増える分には別に良いのだが、病気を持ち込まれるのが一番困る。
人に感染しないものならば良いのだが、感染症を持ち込まれると本当に困るのだ。薬師がいるとはいえ、数が多くなると対処できなくなるからな。
悪魔にもうつる可能性があるからな。地界と魔界では感染症のリスクが違う。魔界から持ち込まれても問題なのだが、悪魔に頼るしか無い部分もあるからな。なるべくならうつしてくれるなとは思っているが。うつった場合は仕方がないのだ。
年に2回ほど難民がやってくる。規模感はそこまでではないが、50人から200人と言ったところか。若い人間が中心だから労働力には事欠かない。問題は教育なのだがな。
無教育の人間が増えるのは余りよろしくない。回覧板が機能しなくなるからな。何とか子供は教育するが、大人は無教育のまま放り出されるのだからな。仕方がないことなのだがな。
その辺りはブリジットが悩んでいる。難民を放置するわけにもいかんしな。受け入れていく方向で進めてはいる。多分ブリジットは反対なのだろうが、文句は言ってきていない。解ってくれているのだろう。
商人の方も問題はない。順調に増えているとのことだ。……私は人間の顔を覚えられていないが、クレールがある程度覚えている。新顔の商人も増えてきているとのことで何よりだ。
まあ砂糖しか売れぬわけだがな。ビッグモスの糸は魔界でも取引出来るものであるため別に困っていないのだが。まあ砂糖の方が解りやすいのであろう。
漸くと砂糖が減り始めたらしいからな。暫くは増産しなくてよいとは思うのだがな。その辺はクレールとカトリーヌ次第であるが。どうせ増やすのであろう。解っているとも。
麦の刈り取りの労力がかなり軽減されたからな。その余力で開拓の方を進めているのが現状だ。刈り取りが一番時間がかかるからな。それが軽減されるだけで余力が大量に出てくる。
種を蒔くのは楽だ。適当に蒔けば良いのだから。育てるのも問題ない。時間が経てば実ってくれる。刈り取りだけが問題だったのだ。これで刈り取りの手間が無くなったのだから本当に大きい。
今は5台体制で刈り取っている。後5台購入予定だ。予約は入れてある。納品時期は来年か再来年かになるそうだ。順序があるらしい。お得意様を優先するのだ。仕方のないことだがな。
そんな訳で、農業も順調である。麦をドンドンと作ってくれれば輸出で儲かるのだからドンドンと作ってくれて構わぬ。野菜は売れぬから自分たちで食べる分だけで良いとしてだ。芋も売れるから作ってくれても構わんが、麦の方が収穫が楽だからな。労力の軽減がされたからな。
機械化出来るのは良いよな。後の仕事は機械化出来るものも無いことは無いが、難しいであろうな。樵や鍛冶師は機械化出来ぬからな。出来ないとは言わぬが、最後は人の手がかかる。ある程度は仕方がないことだ。
特に樵だな。あれは機械化出来ぬ。木を切る道具くらいな物だ。だが、機械というものは危険な物だからな。農業の方もまだ起こっていないが、そのうち人身事故が起こるだろうな。機械を導入することの弊害だ。それは受け入れなければならぬ。
それでも順調な事は良いことだ。ドンドンと大きくなっていけばよい。住宅の作り方はマスターしたからな。もうすぐに全ての場所が埋まるぞ。そうしたら今度は外壁作りだ。これには5,6年程かかる予定だからな。増やせるときに増やさねばならんな。
まあ問題無かろう。今のところはだがな。問題が起これば対処はする。出来ることと出来ないことはあるがな。出来ることは対処しよう。出来ないことは……何とかするしか無いのだがな。




