83話 ユニット工法の効率がやばい、刈り取りの効率化は魔道具だよりか?
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慣れすぎたな。住宅が30日に1棟建っていくのが日常になっている。もう3割使い終わったぞ。早いな。ともかく住宅で埋め尽くす予定だからな。しっかりと建てて行こう。
ユニット工法はすごく早いな。慣れればこんなに早いのか。計算では後14年で埋め終わるぞ。人間が増えるよりも早く終わりそうだな。……外壁の外壁を作る作業が待っているのだが、それには目をつむるとしてだ。
そうなのだよ。外壁の外壁を用意する作業が始まるのだ。だから今上の階層を広げながらユニットを作っているのだからな。大分広がったぞ? 高さは余りだが、横は広がっている。その分23個の横穴もだんだんと高くなっていくのだが、階段を用意してある。問題はない。
そして錬金術師だが、石鹸の量産をしてもらっている。国民にもよく売れているぞ。洗濯が楽になったと好評だ。よく汚れが落ちるようだ。風呂屋には持ち込みで入ってはいるようだぞ。まあもっぱら洗濯用だな。
そして商人には受けが悪い。まあ高いのだからしょうがないとは思うがな。とりあえず焼き物の壺に10個ほど買い帰った商人が居たには居たが。まあ砂糖だろうよ。気合の入り方が違う商人もいるがな。
マジックバッグを12個持ち込んだのが最大だったか。あれ以上は持てぬだろうと言う感じだったな。護衛にここまで運んできてもらって後は気合で何とか持ってきたというところか。
マジックバッグは意外と重いのだぞ? 中に入っている荷物の重さは無視してくれるが、バッグ自体がある程度重いのだ。今の所12個が一番多いか。それで120瓶なのだから頑張って売りさばいているのだろう。他の商人は良くて4つとかなのだがな。流石に覚えてしまったぞ。
外からのお客はこんな所か。ああ、難民はまた来たぞ。もう諦めているがな。地界の国はそんなに悪い所なのか? 悪い所なのだろうな。税率が9割の所もあるそうだからな。何のために生きているのだろうか。死なないためか?
ふーむ、悲しい世界だ。もう少し何とかならんものか。天使ももう少し梃入れすれば良いものを。信仰を得てはい終わりでは締まらんだろう。まあ龍の私が言うのも何なのだがな。本来であれば災害側だからな。
私の国では悲劇を無くしたくはあるな。逃げなければならんほどの生活にはしたくないものだ。逃げ場は無いのだが。外壁に門すら無いからな。逃げたくても逃げられん。
今のところは問題なく回っているとは思うのだがな。人間側がどう思っているのかは解らん。聞いてないからな。眷属の耳には多少なりとも入ってはいるのだろうが、問題があれば報告が来るだろう。無いという事は問題が無いという事に解釈するぞ。
まあ問題ないとしてだ。今の所差し迫ったことも無し。大きな商会が動いた形跡も無ければ、大規模侵攻する様な様子もない。その辺はクレールが担当なので、クレールが持ち帰る情報だよりなのだが、信頼はしている。恐らくまだのはずだ。
そんなこんなも特にない。無いことは良いことなのだがな。何事も無いと建築が進むな。もう流石に効率化できる気がしないが。問題が無いことは良いことだ。
『カルネラ様、ちょっといいですか?』
『ふむ、珍しいな。農業は順調では無かったのか?』
『順調ですよ。でもやっぱり収穫がネックですね。どうしても効率が悪いです』
『ふむ、やはり刈り取り用の魔道具を作って貰う方が良いか?』
『ですね。あるならあった方が良いです。広げても収穫できないのなら一緒ですから。運ぶのはマジックバッグがあるんですし、効率化出来るのならばした方が良いんじゃないですか?』
『うむ、効率化したいとは常々思っているがな。どのような魔道具を作るのが良いか解るか?』
『さあ? カルネラ様の方が詳しいんじゃないですか? 魔道具の話を持ってきたのもカルネラ様ですよ? 悪魔の刈り方は出来ないのは言ったと思いますけど』
『刈り取りを行うだけで良いのだからそう難しくは無いと思うのだがな。丸投げではいかんのか?』
『アイディアだけで何とかなるんでしたらそれでいいと思いますけど、クレールに言ってみないと解りません。その辺の伝手は何もないので』
『であるか。とりあえずクレールに聞いてみるか』
『でも大丈夫なんですか? 専用の魔道具って結構なお値段がすると思うんですけど』
『足りなければ飛竜を狩るだけだ。問題はない』
『この際なので悪魔の刈り取り方よりも効率よく出来ないですかね?』
『ふーむ、流石に無理だとは思うがな。悪魔の刈り取り方法は効率が良すぎる。それにマジックバッグがあれば完璧だとは思うがな』
『魔界には量産品のマジックバッグはまだ流通してないですからね。人間もこんなに持っているのが不思議なんですよね。そんなに簡単に作れるものなんでしょうか?』
『さあな。だが簡単だからこそ普及しているのだろう? 容量は少ないがこれでも効率は10倍以上になるからな。後は刈るだけなのだがな』
『そうなんですよね。鎌を大きくしたのは良いんですけど、切れ味が違うのでちょっと残るのと割と力が必要なんですよね。これを改善できるだけで違うとは思うんですけど』
『うむ。して何の話だ?』
『あ、そうでした。水を撒く魔道具の位置替えをお願いします。そろそろ水が掛からないところまで開墾できそうなので。位置で解決しないならもう1つ買ってください』
『ほう。順調に畑が広がっているのだな。解った。クレールに技師を派遣してもらおう。効率が良いように撒ける様に配置したはずだ。追加で買うことになるだろう』
『どんどん広がっているんですけど、まだ森の方が広いんですよね』
『気合を入れて作ったからな。今もまだ広がっているぞ。陸鳥も増えて困っているところなのだが、餌が減らんからな。死ぬ気配もない』
『天敵も居ませんしね。陸鳥が食物連鎖の頂点です。だから増えるんですよ』
『人間が狩るよりも増える方が早いからな。一度森狩りをした方が良いかもしれんな』
『でもそれをするなら今よりも多く塩が要りますよ? 塩で保存食にしないと勿体ないですよ』
『ふむ……それでも一度農民たちで森狩りをするか。流石に陸鳥が増えすぎだ。養鶏もし始めたことだしな。ここいらで一度減らしておく方が良いだろう』
『全滅はさせないんですか?』
『全滅は避ける。奴らの食った果物の種が発芽しているのも考えると、森の維持にも必要だ。居すぎも困るが、居なさすぎも困る』
『あーそうですね。見逃す程度で良いんですか』
『うむ、何事も加減が重要だ』
陸鳥も森の管理の一部だからな。流石に増えすぎたのだがな。ここいらで2割くらいに減らしたいな。その位も居れば十分だろう。もっと狩っても問題ないとは思うがな。
さて、クレールに色々と相談せねばならぬな。大鎌ではそこまで効率が上がらなかったか。良い案だとは思ったのだがな。やはりコンバインか。刈り取りだけで良いのだがな。魔道具だよりになりすぎるのも何なのだがな。まあ案くらいは出しても良いだろう。




