72話 商人が何人かやって来たぞ、税を取るようになります
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1人目の商人がやってきてから何人か商人がやって来たぞ。まあ最初の奴とは違って護衛を雇ってきていたがな。攻撃してこなかったらこちらも咆哮をする必要がないのだ。
そして砂糖を売りさばいているのだが、砂糖が少しずつしか売れん。最初の商人は8つも買って行ったというのに、後の商人は1つだけしか買って行かなかった。
クレールはこんなものだと言ってはいたが。こんなものなのか? もっと出て行かねば増える一方だぞ? 在庫が無くならないのは良いことだが、増える一方でも困るのだが。
そして値切る商人もいたほどだ。……商魂たくましいな。まあ少しは努力に免じて値引いてやったが。……恐らくだが、本当に手持ちが足りなかったんだろうと思う。あれが演技なら大したものだった。こちらの世界でも土下座があるのを知った私だった。
クレールの話では、金を何倍にもして帰ってくるそうだ。定期的に売れるものだという。まあ信じて待とうではないか。人間の通貨では無く魔貨であれば良かったのだがな。そればかりは仕方がない。
人間に噂になっているくらいには、ここの存在はダンジョンしているそうだ。不思議な事が起こると直ぐにダンジョン認定するのもどうかとは思うがな。ここはダンジョンではない。れっきとした国である。宣伝することもしないが。
別に対外的に仲良くやろうという訳では無いのだから別に良いではないか。聞かれたら教えはするが、別に聞かれなかったらそのままでも良い。
ここはそう言う国だからな。完全に外との交流を無しにした国だから。……まあ村時代も行商人程度しかあわなかっただろうがな。あと徴税官。その生活はそんなに変わったものでは無いだろう。
国としては仮想敵に認識してもらわねばならぬのだがな。まあまだ良いだろう。もうしばらくはゆっくりとしていても大丈夫だとは思いたい。
しかしだ、国としては完成してきてはいないか? 通貨が外貨なのは今さら仕方がないとしてだ。主要産業もある。塩以外は自給出来ている。規模的には小さいが鍛冶も木工もある。風呂という娯楽もできた。後は何が必要だ?
人口が必要だな。こうなってくると人口が必要だ。外貨の獲得手段が農業のみなのだから農業に力を入れねばなるまい。本来は砂糖芋よりも麦に力を入れたいのだがな。砂糖を作らないと人間の通貨が入ってこない。それでは国を認識してもらえない。
敵認定だけなら簡単なのだ。定期的に町を燃やせばいいのだ。だが、流石にそれでは無関係の人間が可哀そうではないか? そこまで外道では無いのだが。
まあ、そのうち知れることになるだろうが、結局のところやることは変わらんのだろうな。定期的に冒険者が攻めてきて、偶に軍隊が攻めてくると。まあその位の仕事はやってやろうではないか。
心配があるとすれば、人口が爆発した時くらいか。増えすぎて住居が足らぬというのが一番怖い現象だ。そうならないように日夜建築に励んでいるのだがな。……夜が何時なのか解らんが。
クレールにも何度か言われたがな。偶には休んだらいかがですかと。休むとな、龍の園を思い出すのだよ。あの退屈な日々を。暫くはこのままで居させて欲しい。あと数百年くらいはこのままでいたい。
しかし、人間も権力層さえ居なければ問題は起こさぬのだな。私の国の国民は皆が大人しい。処刑台もあれ以降使っていないし、注意を受けたものすら居ないと聞く。
問題が無いことは良いことなのだが、悪いことをする人間が居ないのは良いことなのだが、爆発するように出てこられても困るのだよな。処刑するだけなのだが。
そんな訳で、商人がやってくるようになったわけだ。こちらが欲しいものは特に無いので持ってこられても困るのだが、持ってきたのであれば少しは買う準備はあるぞ。砂糖の値引きとしてだがな。
塩は買うが、他はどうしような。クレールが傍に居るときであれば色々と買い物をするのだろうが、他の眷属たちはどうだろうか。……ブリジット当たりは何か買いそうな気がするが。
『……行政報告』
『ふむ? なんだ?』
『……納税の回覧板、回した。任意納税だと書いて回した。多分そのうち役所に意味が解らなかった人がやってくる』
『そうか。漸くか。まあ少し早い気もしないでも無いが』
『……取るなら最初から取った方が問題は起きにくい。それが一般的』
『ふむ、成る程な』
『……多少は混乱の予定あり。暴動までは無いと予想』
『ふむ』
『……一部の馬鹿が騒ぐだけ。初等教育未満だと文章の意味も理解できないことはある』
『だから代替わりしてからの方が良いのではないかと思っていたのだがな』
『……馬鹿は一定数でる。これはどの年代でも一緒。悪魔もそれは変わらない』
『ふむ、まあ触れ回ったのならば、混乱がないようにしなければな』
『……そう。多分そんなに大事にはならない。なる人口もいない』
『ふむ』
『……暴動や揺動を仕掛ける国も無い。問題ない』
『それは確かに。まだ国として認識されておらんからな』
『……そっちは勝手に知れ渡る。多分商人が口走る。商人の口、信用できない』
『ふむ? そうなのか?』
『……約束は守る。でも抜け道もいっぱいある。今回は約束すらしていない。絶対に漏れる』
『ふむ。漏れて貰っても構わんのだがな。私が忙しくなるだけだ』
『……敵、沢山来る。面倒?』
『面倒ではあるが、戦いにならないだろう? ナタリーが言っていたぞ。そもそも戦いになる方が珍しいと』
『……それはそう。うちは面倒。剥ぎ取りが大変』
『ふむ、そうであろうな。軍隊が来れば、皆総動員で剥ぎ取りをしないといけないな』
『……増員希望。軍隊が来る前に増やしておいて欲しい』
『ふむ、考慮に入れておこう。剥ぎ取り要員が欲しいのだな?』
『……そう。うちは面倒なの嫌い。役所で何かしている方がいい』
『解った。軍隊が来る前には増員しておこう。暫くは後になるだろうが』
『……ありがたい。負担が減る』
『うむ。別に面と向かって言ってくれても構わんのだ。その辺は対処する』
『……了解』
ふむ、増員か。まあもう少ししてからで良いな。何人増員するべきか。その辺りも他の眷属たちと相談だな。眷属は何人までとの縛りも無い訳だしな。
そう言う協定の様なものは何もない。特に決めていなかったはずだぞ? 一応龍王に確認を取るべきか? 問題があれば言ってくるだろう。別に1万や2万と言うつもりも無いのだから。
さて、ともかく住宅を増やさねばならぬ。何時人口が増えても良いように対処しておかねば。いきなり増えることもあるかもしれんしな。まあ緩やかには増えているのだ。作っておいても無駄にはならんさ。余裕が無くなった時の方が怖いからな。




