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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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51話 眷属召喚4人目、5人目、姦しいどころじゃない

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 住宅を建てる、それしか仕事が無いからな。侵入者の撃退は作業の内に入らん。ゴブリンの召喚は暇つぶしだ。仕事ではない。ゴブリンと冒険者、楽しいのはゴブリンの方だな。


 さて、4人目の眷属を召喚する用意が出来た。……ただ単に3人が揃う時間というだけなのだがな。別に意味は無いが、揃っていた方が後々の紹介をしないで済むだろう? 理由としては十分だ。


『さて、眷属を呼ぶわけだが、何か案はあるか?』


『私から。この際ですから2人程呼んでいただければ。色々と作業も並行して行えますし、その方が良いかと思います』


『ふむ、2人か。別に構わんぞ。他にはあるか?』


『あたしは悪魔なら別に、特に何とは言いません』


『そうやな。悪魔で縛って貰えればええんとちゃうか? 天使とはやりづらいやろし』


『では2人召喚する。悪魔を召喚する。これでよいな?』


『問題ないかと』


『うむ、では少し待て、準備する』


 言っても血を用意するだけだが。器も同じように土を使って作る。……良し、これで準備は終わった。後は召喚するだけだ。


『さて、召喚するか。出でよ悪魔、対価は我が龍の血なり、眷属となるがよい』


『男爵級悪魔ナタリー=リスナール、来ましてよ』


『……騎士級悪魔ブリジット=ヴェルデ=マーシャル、……来た』


『カルネラである。励むがよい』


『……ミドルネームね。私の記憶が正しければ貴族に連なるものか、その使用人の家にしか付かなかったはずだけど、どちらかしら?』


『……使用人の方、ヴェルデは大都市ブリューネローザンの官吏の一族に与えられる名。うちはそこの6女。特に意味はない。親が官吏、それだけ』


『はわー、官職ですよ。内政に詳しい人が来ましたね!』


『……親が官吏なだけ。うちは詳しくない』


『それよりもです。眷属として呼ばれたのは良いのよ。私たちは何をすればよろしいの?』


『せやろな。何にも縛られてへんのやから。まあ始めは剥ぎ取りからやな』


『……賊の真似?』


『いやいや、賊の装備を剥ぎ取るんやで。賊は向こう、こっちは賊退治をやっとんねん』


『それよりもよ、ようこそ龍皇国フランクバッハへ。歓迎するわ』


 うむ……また女子か。男子は来ないのか? 別にどちらでも良いのだが、偏りが激しいな。姦しいどころでは無くなってしまった。……まあ問題あるまい。


 問題は起こってから対処すればよい。悪魔なのだ。仲良くはするだろう。協調をするのが悪魔だからな。天使は協調ではなく奉仕なので少し違うのだ。問題はないはずだ。相性さえ合えばだが。


『成る程、ともかくクレールが眷属長という訳ね。わたくしよりも年下でしょうけど、よろしくお願いしますね』


『……うちが年少。よろしく』


『うむ? 悪魔は年齢を気にするのか?』


『私は気にしませんが。気にする悪魔はするんじゃないですか?』


『あたしも特には』


『あたいは気にせん』


『わたくしも特には気にしません』


『……無意味』


『ふむ、そうか。して、官吏の娘なのは解ったが、そっちはどうなのだ?』


『町で散髪屋をやっていましたわ。雇われですけれど。お店の方には断りを入れておきます。対価も半分ほど使わせていただきますわ』


『……対価、贅沢。薬にする』


『うむ、好きにするがよい。基本的には縛らぬ。自身の利益を追求するがよい』


『利益の追求とは?』


『……そんな契約有り?』


『私の実家が商家なのよ。私は眷属で在りながら商家の利益の最大化を計っているわ』


『あたしは別に。あ、お給金が出ますよ』


『あたいも特にやな。実家は只の漁師やし』


『成る程、クレールが一番初めだったからこんな感じなのね』


『……贅沢な契約』


『基本的には眷属の仕事をしているわよ。情報は後で共有するわ』


『お願いするわ。勝手が解らないし』


『……実家に帰るのは?』


『自由にするがよい。眷属であれば文句はない』


『……そうする、報告と薬を作りに帰る』


『あ、伝手がなければクレールのところで薬にしてもらえますよ』


『ではそうしようかしら。でも先に元雇用先へ挨拶に行ってくるわね。対価も半分は渡してくるもの』


『では後で。また戻って来たときに伝えましょう』


 うむ、上手く回れば良いのだ。人手が増えた。それに勝るものは無いだろう。……足りるとは思うのだがな。一気に2人も増えたのだ。少しは暇にもなるはずだ。


『クレール、村の方はどうなのだ? 後3つ程吸収する予定であるだろう?』


『……すみません。まだです。もうしばらくお待ちください』


『責めているわけではない。見つけたら言うように。季節も関係するのだろう?』


『そうですね。見つけ次第報告をさせていただきます』


「情報通りだ! 詠唱急げ!」


「竜は何処だ! 出てこい!」


『あちゃー、2人ともおらんやんか。あたいが剥ぐしかないかー』


『どうせまた沢山来るもの。別にいいでしょう?』


 さて、いつものだな。さっさと片付けるとしよう。咆哮くらいは耐えて欲しいのだがな。毎度毎度そこで終わるのだ。戦闘になったことがない。


『耐えろと言っているだろうが!』


 さあ終わったぞ。今回も適度に何か良いものを持ってきていないものか。ミスリルなどを持ってきてくれると嬉しいのだがな。今まで誰も持ってきていないが。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 姦しいのいいですね!楽しい! [一言] こんなに頻繁に冒険者がきて、さらに毎回咆哮で倒していたら、それを毎日数回聞いているフランクバッハ民の方が冒険者たちよりも先に龍の咆哮に耐えるスキル覚…
[気になる点] そういやマジックバッグが人間の冒険者に普及してる理由探ったんだろうか? 作る方ばっかりに傾倒してないか?
[一言] 人類は戦闘経験でレベルアップするんでしょう? だったら、龍と戦闘したのなら、負けてもレベルアップしているのでは? と。 ただし経験値が入るのは1回のみ。これならひっきりなしにやってくるのも…
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