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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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49話 時間を忘れた生活スタイル、農業大国への歩み

 住宅を作っている最中だ。もはや何世帯住めるのか解らなくなってきた。まだ1000には到達していないと思うがな。まあそれくらいには時間が経っている。


 村をまた一つ吸収した。これで7つ目だな。350世帯ほどになったか。順調だな。割と大きな村だったのだがな。何故応じたのかがよく解らん。


 生活に困窮しているといった風ではなかったように思う。……感覚だから解らぬがな。まあ私の城下の人々よりはやせ細っていたがな。私の城下は今は無税だからな。そのうち税金を設けるが。


 次代の子供も多い様に感じた。天使信仰も捨てては居なかった。……やはり解らん。よりよい生活を求めてならば解らんでも無いのだが、それでもなさそうだったしな。


 まあ住民が増える分には問題はない。食料も十分に足りている。住居も十分にある。仕事は農業他沢山ある。もう少し産業が増えてくれると良いのだがな。


 結局は農業大国を脱することは出来ぬ。魔界に酒の素を売って生活を成り立たせるしか無いのだよ。大量の穀物を魔界に売っているつもりでも、魔界での消費には間に合わんのだから魔界での酒の消費量が馬鹿にならんところなのだよ。


 新たに加わったのは砂糖を作る仕事くらいか。まあ魔道具に砂糖芋を入れるだけなのだがな。それで砂糖と搾りかすが出来るのだが、搾りかすが何ともまた良く燃えるのだ。


 炭作りや焼き物作りの燃料になっている。芋のはずなのだがな。良く燃えるのだ。何でかは聞くな。私には解らん。カトリーヌも魔界の砂糖芋とは違うと困惑していたくらいだ。


 魔界の砂糖芋の搾りかすは燃やして肥料にするのだが、その時に何故か火柱が立ったからな。何故あんなにも燃えたのか。謎のままである。まあ都合のいい燃料が出来たのだからいいではないか。


 結局は燃やした後の灰は肥料にするのだから。良く燃える以外は一緒である。油かとも思ったのだが、どうも違うようだった。……油か。油も産業化したいのだがな。


 油を作る植物を植えたのだが、全滅だったからな。何故か今の土壌では油の採れる植物は育たなかった。解らん。カトリーヌも詳しくは解らんと言っていた。だが、発芽しないところを見るに無理なのだろうという事だ。


 塩と同じで油は買い続けなければならぬものになってしまった。……安いものなのだがな。塩と同じだ。油は安い。土壌さえ合えば簡単に作れるようなものらしい。合わなかったのだから仕方がない。諦めるほかない。


 まあ全てを自給できるとは思っていなかったのだから良いのだ。塩も油も大量に必要だという訳でもないのだ。生きるのに最低限有ればよい。地下の空間は気候が一定なのだから、麦も年間3回採れるし、芋も3回採れる。野菜も同じサイクルで回している。麦、芋、野菜のサイクルを作っている。


 夜が無いからな。常に植物は成長を続けるのだ。だからこそそんな無茶なサイクルを回せているのだ。普通は頑張っても2回が限界らしい。魔太陽は素晴らしい発明だな。


 地下だから頼るしか無いのだがな。光が要らぬ植物ならばまだしも、今育てているのは光が必要なものばかりだからな。魔太陽がなければ成り立たん。


 弊害として、1日が解りにくいというのがあるがな。農民も困惑しているのが見て取れる。作業時間がバラバラなのだ。世帯によっての時間が狂っている。


 人間は起きてすぐと寝る前に食事を取る。その間にも1度間食を取る。計3食食う訳だが、そもそも朝という概念が無いため、起きたら直ぐが食事なのだ。


 そのため、勉強を教える学校も困ったことになっている。簡単に言ってしまえば30時間常に何かしらの授業をしている。教師も生活サイクルが狂っているからな。


 太陽と一緒に生活してきた者たちだ。太陽を奪われれば生活が狂うのだ。地下生活ゆえの苦しみだな。その辺は諦めるしかない。


 悪魔は慣れているのか、時間が狂うことが無いのだがな。悪魔の生活を見れば実は大体の時間が解る。小悪魔食堂が閉まっている時間が夜だ。悪魔は時間に厳しい。


 そんな訳で、人間たちの時間感覚が狂いに狂っている。別に問題があるわけでは無いのだが。少々忙しくなる人たちが出来るくらいだ。


 教師しかり、役所の職員しかりだ。それくらいは雇っているがな。一番の問題は医者と薬師だろう。暇であれば別に良いのだが、深夜に叩き起こされたり、昼寝の最中に叩き起こされたりするんだからな。まあ忙しくないのが一番いいのだがな。


 さて、今は麦の収穫の時期だ。年に3回あるからどの年月かは解らん。……私も何歳か数えるのを止めてしまったからな。穴に潜ってから何年経ったのだ? 解らん。まあ困ることは無いのだが。


 必要が有れば数えることにする。必要になればでいいだろう。恐らくクレールやカトリーヌ、イザベルは覚えているだろうし、役所の職員や教師も覚えているだろう。でないと歴史が意味が解らぬことになるからな。私は覚える気が無いのでどうでもよいが。


 麦殻も練炭になることが解ったからな。大量に出る麦殻を練炭にする作業はもの凄く大変だが、頑張って貰いたい。焼き物や炭焼きよりも練炭を作っている時間の方が長いとは思うがな。


 練炭は殻炭さえ出来てしまえば、子供でも作れるのだ。ちゃんと水浸しにしてからでないと火傷するわ燃え尽きるわで最初は難航したがな。結果、水浸しにして、乾かして、練るという工程が必要になる。大半は乾かしている時間だがな。


 練炭も粉ひきするからな。練炭用の粉ひきが必要になったくらいだ。なるべく粉にした方が練りやすいのだ。まあそれ以外に使えないので専用の魔道具を購入する羽目になったのだ。


 農業大国に向かってまい進中である。後は鍛冶職くらいなのだが、まだ早いと思われる。これ以上農民を削るわけにはいかんと思う訳だ。農業生産が一番の外貨、ないしは国内通貨の獲得手段だからな。私のゴブリンを超えてくれることを切に願っている。


 ジャイアントモスの糸を確保している。蜜という交易品も確保している。砂糖という交易品も確保している。穀物や芋類という酒の素を確保している。後は野菜類だが、これも食う分には確保している。問題は無いな。


 農民が増えてくれることを願っているぞ。農業大国を目指すのだ。食物くらいは自給できるようにならなければな。塩と油を買うだけの金は稼がねばな。

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― 新着の感想 ―
[一言] > 太陽が沈まないと植物って育たないんですか? ほーん… 育ちますが、美味しくなりません。 昼に光合成をして糖を作り出し、夜に消費しつつ根や葉、実に蓄えます。 花などは光を当て続けて成長を…
[気になる点] 太陽沈まないと植物は成長しませんが… 太陽沈まないと体内時計狂う程度の被害じゃ済みませんが… [一言] 外から連れてきたはずなのに、もう住人達は人外のバケモノと化しているんですね。 …
[一言] 根粒菌が居れば大豆は育つから 大豆の生産地の土を移植して 大豆やらクローバーやら蓮華草やら育てれば 其の内大豆油なら取れるんじゃね?
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