361話 木工職人の話、平和活動家広がる
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
建てているが。建てているのである。そんなこんなで10年が経ってしまったのである。早いものだな。あっという間だったのである。それ程に集中しているという事なのだがな。
集中することは良いことである。それだけに注力できているという事だからな。内政が順調な証拠である。内政が順調なのは良いことだな。それだけ何もしないという事は。
眷属だけで内政は回っているのである。簡単な事は全て眷属任せなのである。それで良いのだよ。私が何かを決めなければならない事は少ない方が良いのである。
何かを決めたことと言えば、木工の職人たちが他にも色々と作ってみたいという事に許可を出したくらいである。その位ならば眷属で決めても良いのだがな。
何を作りたいのかは知らんが、何かと作ってみたいそうだ。今は食器と椅子をメインに作らせているからな。生活に必要な物ばかりだ。それ以外に作ってみたいという事なのか?
芸術作品も木から作られているのもは少なからずあったはずだな。そういう系統の物を作りたいのか。はたまた大型の家具を作りたいのか。解らんと事ではある。
大型の家具は漸くと作れる材料がそろってきたのである。初めの森は果樹が多いからな。果樹で大木となる物は少ないのだよ。丸太は取れるが、どうしても細いのである。
ここの200年程は果樹以外も植えている。大木になってもらえるように木を植えているのだよ。その甲斐もあって、大きな木が何本も成長しているのだがな。
それを切り倒す時に、少なからず被害が出るが、仕方がない。間隔を開けているからと言って、大木は素直に倒れてくれないのである。人的被害はないものの、森の被害は少し以上はある。
仕方があるまいよ。大木を樵る事など、殆どないのだからな。果樹でも大木になる物はあるが、流石に木材用の木と一緒にしては可哀想である。
伐採をした後に分割し、良い感じの長さに切りそろえるわけなのだが、それで何かを作りたいのだろう。材料を持ち込んで家の中で組み立てれば大きな家具も作れるのである。
何を作るのかは知らんがね。棚か箱か寝台か。なんでも作れるとは思うのである。何かと作れるのはその通りだな。別に何を作っても問題は無いのである。
寝台なんかはおすすめだぞ。今は藁を敷いて寝ているだけだからな。寝台を作ってその上に藁を敷くだけになるわけだがな。藁がまとまる為にスペースは取らないが。
流石に書棚を作るまでには本が普及していない。本が普及していれば書棚という選択肢もあったのだろうが、それは無理だろう。教科書ですら使いまわしである。
書籍を発展させるのであれば、製紙にこだわらなければならないだろうがな。製紙は大変だぞ。工業化されているのであればまだしも、手作業で作るとなると人手が必要になる。
木も大量に必要になってくるしな。それはそれで良いとは思うのだが、紙となるとそれなりの保存性が必要になってくるからな。品質は低いと使い物にならない。
まあ書籍は暫くは無理だろう。まずは書籍を書く人材を育てなければならない。……育てていない訳では無いのだが、ブレイクスルーが起こらんのだよ。
何かと書かせてはいるものの、まだまだという結論に至っている。文学はまだまだ先の領域だな。直ぐには無理だとしても、この数百年で育ってくれても良かったのだがな。
奇才というか天才というか。そういう人材がいないのは確かなのだよ。そういう人材が揃わないと文学は発展しない。拙くても良いから書かせてはいるものの、表現力が足りていない。
中々に難しいのだよ。天才が現れなければ進歩もしないのである。凡人だけでは文化は進まんのだ。変人と言われるほどに奇才かすべてを見通す天才か。それが産まれて来なければならない。
気長に待つだけだがな。人口が増えれば、そういった才能のある子供も増えよう。人の数だけ才能があるのである。突出した才能が出てくれば、それを掬い上げるのが為政者の務めだ。
受け皿をなるべく大きくして待つしかないのだよ。直ぐには生まれてこないのである。もう暫く待ってみるのである。そうすれば、何かしらの天才が出てくるだろうからな。
木工の方で出てきているのかもしれんがな。芸術作品を作りたいという方向でな。木材の使い道はそちらかもしれない。それでも受け止める努力はするのである。
芸術関係は受け皿が無いと完全に無駄な才能となってしまうからな。何かに秀でることは良いことである。芸術関係でもそれは良いのである。どうなるのかは知らんがね。
中はそんな感じだな。木工をもう少し何かしたいような感じなのである。何をするのかまでは聞いてはおらんが、ゴーサインを出したのである。自発的な行動は良いことである。
社会構造上、そういった人間が出にくいのは確かだがな。仕方がないのである。この方式が一番まともに作用しそうだったからな。少しくらいは目を瞑っても良いのである。
問題があるとすれば、外なのだが。外は酷い有様である。平和活動家が増えに増えて制御ができていない状態である。なんともならんのだろうか。
なんともならんから4か国で大暴れをしているのだがな。自称、平和活動家である。異論があれば、武力で解決する活動家である。
それで良いのかとも思うのだがな。それで自分たちの中では完結しているのだから仕方が無かろうよ。暴れたいだけなのか、主義主張を通したいだけなのかが解らんのだ。
なんでそんな状態になっているのかがよく解っていない。ブロンリック王国が何を育てようとしていたのかは知らんが、制御不能の意味の解らない団体になってしまったのである。
まあ団体の活動はブロンリック王国の利になっているのだがな。結果論ではあるがな。ともかく、酷い団体なのだよ。大半が農民なのだがな。
何が起こっているのかがよく解らんのだが、私としては見守るだけである。見守るしか出来ないのだよ。我が国にまで影響が出てくれば別なのだが、そうはならんだろうからな。




