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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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334話 大陸は平和であった、ヘンスンリグ共和国は大丈夫なのか?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 10年経ったが、周辺国は様子見を決め込んだようだ。戦争は起こらなかった。ブロンリック王国包囲網を組まれると思ったのだがな。そんな事は無かった様だ。


 今が削り時だったような気はしている。今後は大砲を主軸とした防衛網が組まれることだろう。まあオリハルコンは輸入に頼る訳だが、ミスリルが手に入る様になったのは大きいからな。


 これで、希少金属の鉱山を持っていない国が無くなったのである。今後はどういう動きを見せるのかなのだが、ブロンリック王国が攻めるという選択肢もあるのだがな。


 ただ、そう言う動きも無いのだよ。ブロンリック王国はジルバルク王国を亡ぼしたのは良いが、それ以上の国を攻略しようとはしていないのである。


 あくまでも内政の方に力を入れる予定みたいだな。白金ミスリル合金の武具で身を固めた兵士が出来上がるのだろうな。白兵戦では確かに強いからな。砲撃には耐えられないが。


 他国がどれだけ早く大砲の存在に気が付き、盗み出せるかに掛かっているのである。ブロンリック王国を探ってはいるようなのだが、大砲の存在に気が付いて無さそうなのが何とも言えん。


 何故にジルバルク王国が落ちたのかの調査はしているのだろうが、大砲の存在を隠し通せるのかに、今後の侵攻作戦等が掛かっているといっても過言では無いだろう。探り出せるのだろうか。


 普通に待っているだけではブロンリック王国が強化されて行くだけである。ミスリルが取れるようになってしまったのだからな。ミスリルもかなりの力を入れて採掘しているのである。


 ジルバルク王国時代とは軍の規模が違うのだよ。ジルバルク王国時代は冒険者にも採らせていたようだがな。今は軍が管理をしているのである。私的には当然の事だろうとは思うのだがな。


 まずは国内のミスリル需要をどうにかするところからであろう。勿論ながら外にも売り出している。要らんヘイトは買いたくないだろうからな。拳大の大きさでミスリル貨3枚である。定価であるな。


 ブロンリック王国としては、これでオリハルコンが入手できなくなると困る訳である。大砲の作成にはオリハルコンが必須な訳だな。その材料を入手出来ないのは非常に困る訳である。


 だからこそ、ミスリルも定価で売っているのだろうがな。ミスリルの流れる量はそう大したことは無い。ジルバルク王国時代よりも多いくらいで済んでいることだろう。


 我が国にも入って来ているのである。ちゃんと商人が売ってくれるのである。これは良いことである。ミスリルの入手に困っても別に困らんのだが、技術が継承されないという点で少しだけ困る可能性があったのである。それは懸念に終わったわけだが。


 これで困るのは何処かと言うと、ヘンスンリグ共和国である。定価の何十倍での売買をしているヘンスンリグ共和国は困ったことになるのではないか?


 幾らミスリル鉱山を2つも持っているからと言って安いミスリルがこれまで以上に多く流れるようであれば、値段を下げざるを得ないのではないか? その辺は議会がどう判断するかなのだが。


 シャノン曰く、そんな話はされていないようである。今の議題は、攻め込んできた軍隊をどう撃退するのかで熱い議論が交わされているようだ。まあそれも当然だろうが。


 ジルバルク王国が攻め落とされたのである。当然ながらヘンスンリグ共和国も同じ道を辿る可能性はあるのである。何か対策をとなるのは当然の事ではあるのだが、議論は不毛な方向に進んでいるようなのである。


 装備の質が高いのだから、兵の質が高いのだから簡単には負けないであろうというのが議会の答えであった。それは今までと同じではないのかと私は思うのだが、当然私と同じ考えの議員も居るのである。これまでと同じでジルバルク王国は負けたのである。


 何か対策が有るはずだと叫ぶ議員に大多数の議員は兵士の練度を高めれば問題無いという結論に達していたのである。私は危機感が薄いとは思ったのだがな。それでいいのか?


 後は兵士の質を高めるためにミスリルを増産しようと言っている議員が居たという事か。それは解らんでもない。戦えば強くなる人間に取ってはミスリルゴーレムの相手は丁度いいだろうからな。


 その気持ちも解るが、増産は否決された。兵士の質を高める作業はこれまで通りでいいではないかとの事だった。私は駄目だと思うぞ。強くなることに超したことは無いのだからな。


 大砲に関しては避けるという手段が採れるのである。砲門がそちらを向かないと当たらないのだからな。それを察知すれば避けられるのである。そこまで難しい話では無いだろう。


 数で来られた場合は知らんがな。5門程であれば何とかなるやもしれんが、それ以上から狙われると解らんな。特に大軍を狙われたら逃げる場所が無いのである。


 まあまずは狙われん様にするのが一番なのだがな。それにはミスリルの値下げが必要であろう。高いままではその内狙われるぞ。まだ大砲の技術がそこまで出回っていないから良いものを。


 何時大砲の技術が盗まれるのか解らんのだぞ。それに大砲だけではない。その他の何かしらも出来るかもしれないのだからな。そんな事になってからでは遅いと思うのだがな。


 議員共はどう考えているのであろうな。危機感が足らんとは思うのである。ジルバルク王国が落ちたことをもっと真剣に考えた方が良いのである。白金ミスリル合金では駄目だったと思うべきである。


 我が国としては何方でも良いがな。とりあえず、ミスリルが手に入ればそれでいいのだよ。交易をする相手が変わるだけなのである。ただそれだけの話だからな。


 取り急ぎ何かをしようとは思わんのである。まだまだ私を殺し切るのは無理な話なのだよ。そんな兵器が出てくれば対処をしなくてはならんだろうが、大砲程度ではどうにもならんのである。


 痛いのかもしれんが、それで終わる話だな。そこまで怖くはない。そもそも撃たせんしな。撃たせなければ何ということは無い。所詮は人間が相手なのだからな。負けるとは思っておらんよ。

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[一言]           スパイ 戦闘遠くから見物する野次馬とか居ないかったんか
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