319話 商人が帰って来たのである、戦術は必要だぞ
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さて、商人が帰って来たのである。良いではないか。色々と買って行っているのである。特にラフィエット王国の商人がいい感じなのである。金が入って来ているからな。それも当然だろう。
リゴドリベロ王国の商人も来ているがな。こっちも金は持っているだろうからな。戦争特需で儲けただろうからな。売り先があるのかは解らんが。貴族が金を持っているのかが解らんからな。
まあ持っているのかもしれんが。金を出したのは国である。国庫はかなりダメージを喰らったであろうが、貴族の懐が痛んだのかは解らん。むしろ普段よりも金を使わなかった分持っている可能性もある。何方とも言えんところであるが、商人はいつも通り買って行くのである。
売れる物のメインは砂糖だぞ。石鹸も多少は出ていくのだが、メインは砂糖である。砂糖が一番取引しやすいであろうからな。ただ、本当に何時まで売れるのであろうな。
もういい加減需要に供給が追いついていても良い頃だとは思うのである。平民にまで売っているのならまだしも、恐らくは貴族相手にしか売っていないと思われるのだが、さてどうなのだろうな。
売れる分には売るのである。飽和するまでは売るのである。飽和しても新たな水のある場所があるのかもしれんが、それはまあ商売のやり方次第であろうからな。
そして、ガラスだな。これも売れているのである。嬉しいことに大商人が1つは買って行くのである。扱いには注意してもらわないといけない訳だが、売れるのは良いことである。
初めての品だろうからな。何処に売るのかを考えているところだとは思うのである。宝飾品も一緒のように出ていくが、それとは売り先が異なる可能性があるからな。
ガラスは真似できんだろうからな。基本的に地下を掘るという文化が無いのである。鉱石と言えばゴーレムだからな。ゴーレムがいる限り地下を掘るという発想が出てこないのかもしれんな。
地下には資源が沢山埋まっているのだがな。まあそれを活用するよりはゴーレムを活用した方が早いからな。大体の金属にしてもゴーレムで揃うのである。
ゴーレムという魔物の弊害であるな。地下を掘るという事がない以上、手に入らない鉱石などは沢山あるのである。宝石なども同じである。宝石で地下を掘ることもあるのだろうが、少ないと思われるのである。大体が山師などがどうのこうのというだけなのである。
大抵が当たらんのだろうがな。当たっているにしても相当に深い所に眠っている場合もあるのである。詐欺の一種だからな。山師は基本的に当てにならんのである。
それで、商人が帰って来たという事は、情報が帰って来たという事である。商人からの情報収集は大切であるがゆえに。商人それぞれが持っている情報が違うのである。
ただまあ、今のところは戦争の話が多かったがな。殆どの商人が戦争に借り出されて行ったからな。唯一商売をしているのは塩を扱う商人だけである。彼らは村々に塩を届けないといけないのである。休むという事が出来ないのだよ。たとえ戦争があろうともな。
ただ、戦争にしても今回は入念に準備をしていたというのが解るのである。拘束時間が長かったからな。金払いは良かったそうだぞ。ラフィエット王国は何年も掛けて金を集めていたのが解るのである。まあ都市は落とせなかったわけだがな。
ラフィエット王国軍の結論としては、まだ兵力が足りなかったのだというところに落ち着いているようである。攻城兵器の話にはなっていないそうだ。
肝は攻城兵器だとは思うのだがな。それが無いことには攻め切れんとは思うのである。兵力が足りなかったというのも一理あるが、やはり、それだと相手の3倍以上は集めないといけないのである。
そのような動きがあれば察知されるのが常である。何かしら対策をされるのである。まあ兵力の増強が一番やりやすい対策ではあるのだがな。数は力である。
特に防衛側はな。攻め込む方が兵力が必要なのは解っていることではあるが、防衛側もある程度は居なければ都市が落ちるのである。今後はどうしていくのであろうか。
兎も角、これで30年程は平和になると思うのである。他の国が戦争を始めなければだがな。まだ起こる可能性はあるのである。どうなるのかは完全に未知数である。
後は貴族関係の情報も落ちていたのである。ここの所、好戦派が牛耳っていたそうで、ラフィエット王国では今後も好戦派の声が大きくなりそうだという事が解ったのである。
都市攻めには失敗したが、大戦果を上げたのには違いない。ルクルーブル王国からもリゴドリベロ王国からも多額の賠償金をふんだくっているのである。これからは内政に力をとなるのが普通なのだろうが、好戦派が牛耳るとなると解らんのである。
これを機に都市攻略戦の戦術を考えた方が良いのである。練習は幾らでも出来るのである。自分たちの都市を使えばいいのである。それ用の兵器を作って試すいい機会だと思うのだがな。
そんな事をするのかどうかは解らんが。戦争は数だが、それ以上に戦術、戦略が物を言ってくる事も少なくないのである。攻城兵器の開発が待たれるのである。
少なくとも、投石器と梯子兵は欲しい所ではあるな。遠距離攻撃の手段が魔法だけでは話にもならん。魔法よりも物理の方が強いのである。投石を防ぐことは難しいのである。
どう考えるのかは好戦派の知恵の見せどころである。私的には梯子兵がいるだけで、戦況はがらりと変わるであろうとは思うのだがな。外壁は登るものである。登れば野戦と変わらんのだよ。
どうせ大した高さも無いことのなのだし、登る方が良いのである。我が国のように10mを超えてくる外壁を準備しているわけではないのだからな。高くとも5mくらいであろう。
戦術は大切だぞ。戦争には欠かせんのだよ。兵力だけでは行き詰まる。それを何とかカバーせねばなるまい。どのような攻城兵器が生まれるのかが楽しみなのである。奇抜なものもあるだろうからな。




